6連泊の許されたGW。 九州も東北も前半は雨予報。 ならばやっぱり九州かなぁということで、九州へ。
第3日目(4/30)
7時ごろ起床。
早出のゲストさんをお見送りしたりしつつ。
写真に写るカブの男性は、荷物がとても少なくて驚いた。見習わないとね。
ホスト氏が用意してくれたカッパ干し台。有難い。
色とりどりの雨具。
9時開場(だったかな?)指宿名物の砂蒸し風呂へ歩いて向かいます。
左足内側の靴擦れがちょっと気になり出した頃。
しかし既に大行列が。。。。。
残念ですが、入湯を諦めました。
ライハのホスト氏いわく「またこなきゃいけなくなったね(ニヤリ)」。
そうだね、宿題になっちゃった。
R226>K236>K17指宿スカイライン
指宿スカイラインから土砂降り。小川のようなフルウェット。
K17>指宿スカイライン>鹿児島自動車道>鹿児島北IC
鹿児島北IC 出た突き当りのファミマでトイレット。
シールドの浸水補修を試みて、若干の視界改善。
R3で鹿児島市内に入り、ナビ任せでフェリー乗り場へ。しかし街中で少々迷う。
桜島フェリー
桜島フェリーは乗船町の車列が長かったけど、「バイクはこっち」と案内してもらい割とすぐに乗船。
雨の中、屋根のないところで順番待ちとならずに助かった。
11:30出航
雲に隠れた桜島へ渡る。
つかの間の船旅を楽しみ、憧れの桜島に上陸。
しかしあまりゆっくりするつもりもなく、横断するだけ。
桜島に上陸した直後は雨が止んでいたのに、北岸道路であるK26を東進し埋没鳥居を過ぎたころから雨脚が強くなってきた。
路傍に溶岩石がある風景は富士山周辺を知る者にそれほど新鮮味はないけど、路上に火山灰が堆積していてえらくスリッピー、それと雨が黒いのとその臭いがバイクに乗る自分には五感で桜島に来たことを実感できてよかった。
雨は嫌いだけど、雨だからこそではあったかな。
晴天で、桜島とその噴煙がよく見えたらまた印象が違ったのかもしれないけど。
しかしまぁ一期一会。仕方ないよね。
K26>R220
お!桜島の火口付近がちらりと見えた。
嬉しくて、コンビニに入っていく地元の人に「あれ桜島ですよね?」と尋ねて確認。
そして第一くまモン発見!
ところで、桜島で降られた雨は、降り始めだったこともあるのか、火山灰で予想以上の黒さ。
臭いはメタンっぽく、例えるならば昔懐かしいドブ川と似た臭い。
R220>R269>R448>K68>K74>R269>K68 と繋いで鹿児島湾東岸を南進。
雨中走行でも決して悪くないクルージングルートだった。
しかしヘルメットシールド内への浸水の所為で視界が悪く、今振り返ってもそれが残念。
ふれあいパーク佐多で小休止して、トイレット。
ガジュマルの木だ。
わりと遠くへ来たなぁ。
公園近くには宗谷岬への距離標が。
宗谷岬へバイクで行ったのは、もう30年近く前だ。
あれからたった2700キロか。(←何か間違ってる気がする)
K68>K566佐多岬ロードパーク
本土最南端佐多岬 モニュメントで記念撮影。
あれ?ここは最南端じゃないのね。
佐多岬が最近整備されたって聞いていたもんだから、まだ真新しいこのモニュメントがそうかと思った。
なるほど、ただ単に北緯的にキリの良い地点ということのようだ。
なーんだ、ってことで更にちょっとだけ進んで佐多岬P。
こんな天気でもバイクがいっぱい。
えらい整備されたらしいけど、そういえば妙にあか抜けてる。駐車場には誘導員の姿も。
降車して徒歩にて岬へ。
アップダウンはそれほどでもないけど、フラットではない。しかし足元は良い。
周りの植生が馴染みのない感じで、草木を見ながら歩くのが楽しい。
ヤシ類とか普通に生えてる。
かといって、沖縄や台湾とも違う(たぶん)。
雨は小粒。
カッパを着るほどではない。
あんまり最南端って実感がわかないのはなぜだろう。
この展望小屋、要らないよね。
ということで、一応、本州最南端のオトコとなりました。
それほど強い感慨もなく、んー来たなぁって感じ。灯台や海岸へは足を延ばさなかった。靴擦れちょっと痛かったし、歩くと暑かったし。
このトンネルがなかったら岬までの道程は面倒くさいだろうなぁ。
音がよく響くトンネル。
駐車場のほとりにあるガジュマルの木のところに掲げられた看板に見覚えがある。この意匠が昔からあるやつっぽいね。
以前のものをここに移設したんだろうか。
佐多岬>大泊野営キャンプ場
行程的にはもっと北上したかったんだけど時間切れ。
目星をつけていた大泊の無料キャンプ場へ。
到着して駐車場に駐車したときに近くにいたBMW/GSのライダーには、買い出し地(なんとA・コープ鹿児島佐多店まで行く必要がある)を教えてもらったりして親切にしてもらった。感謝。
本日の距離はこれ。(だけど出発時メータを記録し忘れていた。)
雨も今のところは上がり、お隣さんにご挨拶してサクッと設営。
サイトが狭いので割と人口密度が高いけど、皆さんマナーがよく、夜も朝も不快に思うことは皆無だった。
雨の降り出す前に、できるだけ着衣を乾かそうとあれこれ乾燥活動に勤しむ。
我ながら涙ぐましい。
サイト、狭いよね。
でもフラッと来てテント張って寝ることが許されるんだから文句ありません。
ロケーションもよい。
本土最南端で野宿できる喜びと、雨がほぼ上がっている嬉しさで、なんとも気分がよかったなぁ。
まぁ、かろうじて降ってない、って感じなんだけどね。
テント設営後、いざ買い出しに。
A・コープ鹿児島佐多店までは10キロ以上ある。
ナビをセットして走り出したけど、国道に出てすぐ、老夫婦が営む小さなストアーがあった。入ってみたら、普通にボンカレーを売っていたので、それとトマトなどを購入。
支払いの時に小銭が足りなくなってしまってお札で支払おうとしたら、お店側にも釣銭が無いと言う。そうしたらたまたま居合わせたほかのお客さんが「いいよいいよ」って両替してくれた。
今日はキャンプか?どこから来た?そんなやり取りをお店のご夫婦やお客さんやとしながら、ここ、ある意味天国だよなぁって思った。
いつまでもこういうお店が続いていくといいのに。
まったく無責任な希望だけど。
さて、その店のすぐ先にも酒屋さんがあったので、首尾よく冷えたビールも手に入れることができてしまった!
20分ほどでキャンプ場へ戻り、さっそく晩飯。
砂地のサイト(しかも雨)は色々気を使う必要があって、その点は面倒。
ぬるくならないうちにビール飲んじゃおっと。
写真左の黄緑色のテントは練馬ナンバーの男女カップルで、車両はSS各1台、テント2帳、タープ1帳体制。なかなかのものです。
さっき買った2個パックのトマトが食べきれない見込みだったので、半分おすそ分けして受け取ってもらう。
このカップルさんには後日大阪で再遭遇したんだけど、女性の方の方が盛大に両手を振って別れの挨拶をしてくれたのが面白嬉しくて、それがとても印象に残ってる。
明日の日の出方向をチェック。
晴れれば朝日が入り江の先から昇りそうな感じだけど、まぁ雨なんだろうね(笑)。
(なお、ガマンするのは嫌いです。)
食後の片づけを終え、早々にテントに籠ったら、さっそくローソクに点灯
ローソク1本だけでも火の気があると、その熱源によってテント内の対流とテント内外の換気が促進されるからだと思うけど、干し物の乾燥が見違えるほど促進されるのだ。
我がテントの密閉性では、仏壇ローソク1本程度なら一酸化炭素中毒の心配もない。
とにかく、雨が止んだ今のうちに少しでも装備を乾かしておきたい一心です。
しかし眠くなってきた。
濡れていないシュラフと寝巻が心地よい。
20時ごろ就寝。
おやすみなさい。
追記:
意識してなかったけど、この日が平成最後の日でした。