縁あって、中古EGをご提供頂いたので、目下エンジンの載せ替えをしてもらっている最中。
(サンタ様、ありがとうございます!)
今までのエンジンとはこれでサヨナラするかもしれないので、これまでの燃費データをまとめてみた。
燃費は、エンジン本体以外の要素(季節や補機、吸排気や駆動系の状態、そしてもちろん乗り方)による変動が大きいので、あくまで一つの目安にしか過ぎないけど、客観的なパラメータなので眺めてみるのも面白い。
EG仕様:
GPZ900R(A8)国内仕様・吸気はジェッティングのみ、排気はA7海外仕様に変更済み。
およそ7万キロでブローバイにレデューサー追加。割とちゃんとタペット調整を実施。燃料はほとんどレギュラーガスを使用。EGオイルはだいたい10-40Wを使用。
赤線が燃費、km/1リットルの実データで、かなりばらつきがあるのが見ててとれる。しかしおよそ±3km/Lに収束。
紺色の右肩上がりの線が積算距離(ODD)で、傾斜がきついほど期間あたりの走行距離が多いということになる。
水色は燃費の近似曲線で、燃費傾向を読みやすくすために追加。
こうして見てみると、ODDが10万超えた辺りから緩やかに悪化している。また、ロングツーリングに出るなどして期間あたりの走行距離が長い時(ODD曲線の傾斜がきつい時)に、低燃費となっているようだけど、これは、そういう時には高速道路利用の頻度が高いことが多いということも影響があろう。
エンジン性能低下による燃費の悪化は、走行10万キロ(ODD2万キロ→12万キロ)でざっくりマイナス3km/L。率にして約19%の低下。
うーむ、2割悪化かぁ。
しかしこれは感覚的にも当たっていて、トルク感は少なくとも2割は悪化していると感じるし、満タンからリザーブに切り替えるトリップ距離の減少もそんな感じ。ずっと以前はワンタンク300km走れる計算だったので280Kmぐらいで給油することもあったけど、ここ最近はトリップ200kmが給油タイミングの一つの目安になってしまっている。
新EG(いえ、中古EGですが)はA6~A7あたりのもののようだけど、某タカハシさんの見立てでは過走行ではないそう。少なくとも現EGよりはよっぽど状態が良さそうということで、載せ替えを決意。
まずは車載して試運転のうえ、部品代を勘案しながらエンジンOHのメニューを検討させていただくこととしている。
できれば腰上OH、欲を言えば国内仕様カムシャフトへの交換、ロッカーアーム(対策品)への交換なども実施して欲しいところだけど、これを機にキャブも見直さなきゃいけなくなるだろうし、もともとがポンコツであるということを忘れてあまりコストをかけるのも本末転倒なので、費用とバランスの取れる線を目指すことになるんだろうなぁ。
しかしTRSが面倒を見てくれてなかったらこの車両に乗り続けるのは無理です。
あらためて感謝することしきり。ホント、ありがとうございます。m(__)m