GWを利用して遠出。
天候と体長に不安を抱えて出発したけど,一応の気が済むまで走れたかな。
兵庫の日本海側,良かったなぁ。また行きたいなぁ。
往路 2015.05.05
5月4日ですが,,,,,
23:40,出発でごんす。
高速乗る前に給油しときます。
茅ヶ崎市
15.1km/L
コンビニの駐車場で荷積み状態と車両のチェックをしつつ,軽く腹ごしらえ。
出来たての圏央道寒川北ICから乗ってみる。(初)
東名高速(下り)
東進する雨域を突っ切る形で西進。
本降りに当たらなくて良かった。この体調で靴を濡らしたりすると結構ヤバイ。
流れに乗って坦々と進行。
富士川SAでトイレ休憩。 ついでにシールド掃除。
その次は浜名湖SAにて給油も兼ねてストップ。
鼻もかみまくり。
浜名湖SA
16.0km/L
名古屋のどこかのIC近くは電飾の派手なホテルが一杯。
養老を越える頃,空が白み始めました。
彦根ICで東名を離脱。
この後の行動に備え,IC近くで給油しておきます。
彦根
16.5km/L
近くのローソンで,地図(ツーマ)を読みながら朝食。
5:14
彦根駅前,琵琶湖畔方向へ。
お!お城の石垣!
立派だなぁ。
ニンジャがソロッと進入しますよ!っと。
格子窓から吹き矢が飛んできそう。
内堀端を進行。
天守が見えました!
(これだけで満足してしまうというのは観光客として失格だな。。。)
さて,走りましょう。
琵琶湖畔は少々風強し。
気温は適温。
朝だ。
琵琶湖大橋を渡る。
R367
R367>R477
R477は前にも通ったね。
嫌いじゃないみたい,自分。
百井峠。
まぁこのぐらいなら酷道としては大したこと無い。
時間当たりの移動距離を稼ぎたいなら避けるけど,急ぐ旅でもない。
百井別れ。
後で調べて知ったのだけど,R477の難所の一つとされているらしい。
気をつけてゆっくり走れば,どうと言うこともない。
バイクならね。
んっふふふ~。
晴れた。
体調が優れていればなぁ。
道の駅「美山ふれあい広場」にて一服。
ここで丹後半島出身だという大阪のライダーとお喋り。
「どこから来たの?」と問われ「神奈川から」と答えたら,こちらに居た時期もあったそう。
鼻をズルズル啜りながらで申し訳なかったけど,土地勘のない自分にこの先のルーティングのアドバイスなどもらって大変助かった。ありがとう!
トイレで盛大に鼻をかんでから出発。(売るほど鼻水が出る。)
K12を進むつもりだったんだけど,間違えてK19に乗ってしまったらしい。
西進する筈が,図らずも南進してしまった。
太陽の方角が納得いかなかったんだけど,なんとなくそのまま進行してしまった。
ま,おおよそ快走できたから,ミスルートなんて大したことじゃない。
どこをどう通ったのかよく分からないけど,兎にも角にも国道(R9)に出て北上を開始。
ローソン福知山三和店にてお茶を飲む。
JAFマップ関西があったので購入。
やっと地図を手に入れた。これで具体的ルーティングが出来るようになった。心強い。
やっぱりツーリングは地図持たなきゃお話にならないね。
K709(この道はなかなかタフだったナァ)で峠を越え,綾部市に入る。
あちらに見えるが綾部市街かな。
京都府綾部市新庄町北 で給油。
15.7 Km/L
K9で由良川を渡る。
県道を繋いで快走。(やっぱり地図があると全然違う。)
R176で丹後方面へ向かう。
さっきお喋りした大阪の兄貴からR176を勧められていたのだ。
ただし二車線区間での速度取り締まりに注意せよとのこと。
ナルホド。
晴れたナァ。
R176>K701
国道を離れ県道で西進する。
快走。
この辺りの鯉のぼりの色彩は関東と全然違って,赤味がとても強い色彩だった。
滝峠。
兵庫県を訪れるのは(バイクでは)初めて。
初めての県に峠を越えて入県出来るので嬉しさも倍増。
写真だと分かり難いけど,おびただしい数の野生の藤が,あちらこちらに紫色の花をつけていた。
途中にあった「但東町地域活性センター「赤花 そばの郷」で昼食とする。
11:10
店内も良い感じ。
靴を脱ぐと,くつろぐなぁ。
待ち時間に地図を眺めて今夜の幕営地の目星をつけた上で,これからのルートを検討する。
まだ時間も早いので,ちょっと西側へ足を伸ばすことにする。
値段は結構高かった。
赤花そば¥880を注文。
十割そば。
濃厚な蕎麦湯。
小腹も満たせたし,お土産も購入。
さて,行きますか。
(体調不良なのに低カロリー食で済ませてしまったのは,後から思えば失敗だった。)
K701>R482
もうじきR312
R312を豊岡方面へ。
R312>R178
蟹だ!
そうか,この辺は松葉蟹の水揚げ地か。
豊岡市付近。
ちょっと暑い。
R178バイパスを西進。
餘部(余部)がバイパス(無料)の終点。
どうやら道の駅があるらしい。
行ってみよう。
あの橋桁が残されていた。
旧橋脚の一部は残置されていた。
日本海の青が美しい。
そういえば日本海を見るのは,今回ここが初めて。
慰霊碑に手を合わせ,トイレを済ませて出発。
R178(旧道)を東側へ戻る。
海の青(いや碧か?)がとにかく美しい。
R178>K11
険しい海岸線の道→漁港のある集落→険しい海岸線の道 を繰り返す。
転んで怪我をしたりしたら,救急車が到着するまで相当時間が掛かるはず。
走りを愉しみつつも慎重に且つグリグリと。
ちょっと暑くなってきた。
円山川を渡る。
K11は長閑さも有る良い道だった。
K11>R178>白い道とか
地図読みと幕営場所選定のためミニストップ。
久見浜湾の周りをウロウロ。
箱石海水浴場付近にて。地元サーファーの方にテント張れそうな場所を教えて貰う。
とても親切に教えてくれたて嬉しかったなぁ。
葛野浜海水浴場に幕営。
立派な東屋の風下に設営し,風よけとする。
まだ日が高く,暑い。
地面は締まった砂地。
体調不良から来る注意力散漫でバイクを転かさない様に最大限注意してのんびりと設営。
幕営後,あらかたの荷物をテントに放り込んで,サイドバッグの片側だけを車載して出発。
どこかのお店で食事を摂ろうとしばらくウロウロしたんだけど,これといった店が無く(と言うか,飲食店が圧倒的に少ない。漁港や旅館街近くの飲食店もお休み中ばかりだった。),結局昼食は盛り蕎麦を一枚食べただけになってしまった。
付近にGSも少なく,無給油では翌日の行動に支障を来す可能性が高かったので,少々遠回りになろうとも給油しておかねばと考えていたんだけど,丹後神野駅の近くにちょうどJA-SSがあったので早速給油。
JA神野SS
15.1 Km/L
GSのおじさんに教えて貰ったすぐ近くの商店(三浦屋商店)で食材の買い出し。
レトルトカレー,カップヌードル(シーフード),スライスハム(厚切り),インスタントコーヒー(小瓶),マカダミアナッツチョコレートを購入。
ちょうどレジ横に「丹後のばら寿司」が。
お店の人に聞けば,ここらの地元の寿司で美味しいですよ,とのこと。
空腹が絶頂だったこともあり半ば衝動的に購入。
テントに戻り,トイレの手洗い場で水を汲み,早速夕食とする。
白米(一合)を焚き,レトルトカレーを温める。
16:30
「丹後のばら寿司」はご飯を炊いている間に完食。
体調不良であった為,とにかく喰わなくちゃ,という焦りがあり,過食を承知でカレーを飲み込むが,半分ほどで胃袋の容量を超えてしまいギブアップ。これ以上無理に食べた結果吐いてしまっては元も子もないので,カレーは残し,水洗トイレに流して廃棄。
ハム・ステーキも食べきれない。翌日の朝食にすることにして,気休めに保冷バッグに仕舞い込んだ。
なお,体力的には既に限界に近い状態と判断して,飲酒は断念。
体調を鑑み,とにかく早めに就寝することに。体温がそれなりに高くなっている自覚がある。
日が落ちれば相当に冷えそうだったので,テントのフライシートをしっかり張って,温度調節がし易くなるように着替え等を準備して,まだ日が高いうちに就寝。
17:11
<2015.06.04追記>
そういえば忘れていたけど,食後にコーヒーを飲みながら地図を見て翌日のルートを検討しているとき,今まで経験したことのない強さのホームシックに罹った。
多分,(1)今すぐ走り出して帰ることが出来ない状況(体力的に)であること,(2)500㎞を越える遠方におり,都心方面からの交通アクセスが比較的悪い地域にいること,(3)さっき駐車場で仲の良い姉妹(年の差3歳ぐらいの子供)を見かけたこと,(4)家人が電話に出ずショート・メールを送っても返事がないこと(後で聞いたら,風呂入ってたり単に慌ただしくしていただけらしい),などが重なったことに因るもの。
なんとも悲観的なホームシック状態で,「もう泊まりがけでツーリングに出るのは止そう」なんて考えたほど。後から思えば何をそこまで思い詰めること無いのに,と自分でも可笑しく思えるけど,その時は今すぐ帰路につきたい心を抑えて「まずは睡眠をとらねば。。。」と自分に言い聞かせて床に就いたのだった。
<追記ここまで>
その後,夜半に寝汗をかいて目覚めた。
着替えをしている時にテント入り口の垂れ幕に何やら虫がモゾモゾと這っている影が見えた。テントの外側を這っているいるものと思い内側から軽く叩いたが一向に影が消えない。どうやら外幕と内幕(網戸)の間に入り込んでいたらしく,ポタッといった感じでテント内に落ち込んで,内側に入り込んでしまった。
参ったナァ。これを追い出すまでは安眠できないぞ。。。。。
過去,テント内に入り込んで追い出しに難儀した虫の一つに大型のヤスデがあったが(あいつら,動きが素早い割には足のグリップが悪く,テント外周の立ち上がりをよじ登れない),ヘッドライトを灯して今回の侵入者を捜すと,はたして彼はテント隅の靴袋の裏に潜んでおり,中型のゲジだった。
後で調べたら,ゲジの危険度はムカデ比でとても低いらしい事は分かったけど,寝床に存在することの嫌悪感は負けず劣らず強烈。寝ぼけ眼ながら最大限の努力の末,無事御退出いただく。
海岸付近の草場にゲジが居るとは,油断したナァ。
(しかし,思えばヤスデに進入されたのも三重の海岸キャンプ場で,あの時も草場のサイトだった。)
走行:827km
平均速度:47.25km/h