先日のこと,台風一過の新月明けの夜,"星見"に行った。
んで,星座盤を読む前提としてコンパスを読もうとしたところ,異変に気付いた。
コンパスがカシオペア座のある方角を南として指してしまう。
これは,どうやら南北が逆転してしまったよう。
ウエストバッグに携帯電話やポケットナイフと一緒に放り込んでいたのが良くなかったのかも知れない。
その日は夜の冷え込みが厳しかったこともあり,天体観察自体は星座盤のお世話になることもあまり無く,方角は北の空の星座と北極星と思しき星を頼りにかなり正確に知れたのでそれほど困ったところはなかった。(天の川が美しかった!)
上写真右方向が北方なんだけど,針は180°反対を向いている。
インターネットで検索してみたら,修正方法が説かれていた。
http://www.evernew.co.jp/outdoor/brand/silva/faq.html
さっそく冷蔵庫のドアにひっついていたフェライト磁石を1つ持ってきて修正を試みる。
上記リンクの解説にあるような"スライドさせる"方法では今一つうまくいかず,結局"ある極に,磁石を近づけたり遠のけたり"を素早く繰り返すことによって帯磁極性を逆転させることができた。
しかし針におかしな傾きが 出るようになってしまっているのはどうしたことだろう?軸受がおかしくなっちゃったのかな?
このコンパスはちゃんとMNゾーン・モデルとの刻印があるから,伏角はそこそこ合っているハズなんだけど,赤側ってこんなに持ち上がってたっけ?
でもこのコンパスは某Fがボーイスカウト時代に使用していたものを譲り受けたという年代物。(およそ30年ぐらい?)
まだまだ現役で頑張って欲しいと思っているので,これからもしぶとく大切に使っていくつもり。
夜走り時など,方位感覚を失った場合にも大いに役に立つし,そしてなによりも,タンクバッグに仕込んだこれを頼りに見知らぬ土地をバイクで走り抜けるのはなんとも気持ちよいのだ。