スリッポン!のサイレンサー部分。2ピース構造で,要は,良くあるスパトラのサイレンサー(4インチ)を車種専用のエキパイに繋げた構造。
バンドで締め付け固定されているのは,アルミ+鉄で溶接が難しかったためと思われる。うーむ,やっぱりアメリカンだな~。
ガスケットはおそらくアスベスト使用品でしょう…。しかも若干,排気漏れ痕アリ^^。
まず恐れていたのが,ディスク取付ボルトの固着。(左右各6本)
これ,ステンレスボルトっぽい。ちゃんと養生してないと,カジリ易そう。
果たして,ねじ部に油気は皆無だったけど,一応,全数につき無事に取り外すことができました。けっこうキコキコ言ってた^^。
んで,このボルトが結構長い!
これはどうやらインチねじのようだけど,インチ規格の工具なんて持ってるわけもないから,取り外しには近似の4mmアーレンキーを使用。まぁ,まず舐めないだろうってフィット感だったのであまり気にしない。
(真似して舐めても知りません)
インナーの導管はけっこう太い。メッシュパイプの周りにはグラスウールが巻いてあるんだろうか?しかし,これ以上分解しなかったため不明。
コッチ側からアッチ側が見えます。「素性としてのヌケ」は抜群の部類。
しかし,実際はこれに蓋がされてかなり糞詰まり状態のサイレンサーになるので,排圧はかなり高めの設定ということになりそう。
こんな構造なので,音ばかり五月蠅くなってちっとも走らないという状態も簡単に作り出せそうな印象です。対ノーマル比で,「減圧前の排気管長」は長くなるワケだけど…。GPZ900Rのエキパイは「4--2--(バイパス)--2」のレイアウト。そんな諸々の兼ね合いで,実際にはどうなることやら。
噂のお皿ちゃん。
要は,数枚重ねることによって隙間の開き具合を調整できるという蓋。
糞詰まり製造器。
3種類の円盤からなる。写真左から2番目のものは,機構上無くても構わないような気もするけど,なにか意味あるのかな。まぁ気分か。
こちらは左側のサイレンサーに取り付けてあった分。
サイドスタンドで停車した状態で下部に水が溜まった跡と思われ。もっとも,ディスクのサビ自体は表面に生じているのみで,問題外のレベル。
気にする必要なし。
普段自分はセンスタ停車だから。ボルト部穴からアウターとインナーの隙間にに雨水が浸入して,内側からエキパイのあちこちが錆びるってことが心配といえば心配だけど,その辺はダメ元です。(ノーマル・サイレンサーですら,けっこう水が進入しているよう。)
あと,これは構造上,側方排気なので車検的にはNG。
アクティブ辺りからアクシャル・フローっていう,後方排気化するパーツも販売されてるようだけど,10k越えの値段なので対策としては考えられない。よって,車検はノーマル管で受ける必要あり。
ジョイント・ガスケットの使い回しの可否が問題だなぁ。けっこう高額なのよ。(@1000円オーバー)
なんか気分的に,かなり面倒くさくなってきた自分がいたりしますが…。
え?早く取り付けて走ってこいって?ごもっともなんですが,乗る暇なっしんグ~。
そんなこんなで,取付はいつになる事やら。まぁチョコチョコやって楽しもうって所存です