コメント欄においてbobbyさんからスタンド・ネタの質問を頂きました。(嬉しいなぁw)
回答が意外と長文に及んだため,本記事にて回答させてくださいマセマセ。
bobbyさんの質問:
ところで、停車時にハンドルを必ず右に切るのは
サイドスタンドにかかる重量を減らすためですか??
自分は停車時のハンドルを意識的に右に切っておくことが多いですが,それを写真をご覧になった人から指摘されたのはおそらく初めてです。bobbyさん, 鋭い(驚)!さすがセンスタ保(ry
回答:
停車時にハンドルを右に切っているのは,サイドスタンドに掛かる重量を減らすためではありません。
自分は,次のような理由で停車時のハンドルを右に切っておくことが多いです。
- ハンドルを右に切った車両は,意に反して前進することが少ない。また,仮に進んだとしても,ハンドルが右に切れている状況では,遠慮なくフロントブレーキを掛けることができる。(道路の左側は,左下がりにカントがついていることが通常。もちろん,状況によってはハンドルを左に切って停めます。)
- ハンドルを左に切るのに比して前輪の接地点が前輪後方になるため,フロント・ネックが若干リフトすることによって停車時の車体傾斜は深くなる。よって比較的車体が安定し易くなる。(サイドスタンドへ掛かる重量は増加していると思われます。)
- kawasaki車は,右側にハンドルを切りきった位置でもハンドルロックが可能。
- サイドスタンドが掛かった状態で車両に跨り,ハンドルに手を掛けた状態でヨイショと車体を起こす際に,"左にハンドルを切りながら"起こすと軽い力で起こすことができる。(ハンドルを左に切る動作は,車両を直立方向へ移動させる。cf.前輪接地点の移動)
- GPZ900Rはハンドル位置が比較的遠い車両であるため,右にハンドルを切っておいた方が,乗車時に,無理のない姿勢でフロントブレーキを扱いやすい。
特に4.と5.の理由が大きいです。あ,あと,右にハンドルを切った車両は,右側にはまず倒れないって事も理由といえば理由でしょうか。
もっとも,キャスター角,オフセット,スタンド取付位置,スタンド角度などの個性は車種によって様々ですから,案外1.2.あたりは,自車に限った理由と言えるかも知れませんね。
あー,しかし相変わらずスタンド・ネタは妙に盛り上がっちゃいますねぇ。(ヘンな体質…(笑))
4 コメント:
zep750 は右に切ってロックできないんです・・・
↑そうそう、ZEPは右でロックできないんですよ。(RZは出来たのに…)
今まで感覚的に右に切ったほうが車体が起きてるような気がしていました。
仰るとおり車体の設計もあるかもしれません。
こんどしっかり車体の角度を見てみます
TDMの場合、
リアシートにも荷物を積んだ、
キャンプ仕様フル積載状態の場合、
自然にオフ車のように右にハンドルが切れちゃいます(笑)
>nitroちゃん
>ボビーさん
あー,そうでしたか!じゃ「80'sカワサキは・・云々」と訂正しなきゃいけませんね(笑)。
車体の傾き…,うーん,でも案外,左に切ったときの方が傾きが大きかったりするかも知れません。
>がらさん
おー!セルフステア!!
↑使い方,ちょっと間違ってますw。
コメントを投稿