カメラ屋さん見てる~?(笑)
書いてて思った。
「なんだ,これ。ただのシンプルなAF・AEカメラじゃん…。」
というか,Canon new F1(AEファインダー付)がAFコンデジになった感じ…というのが近いかナ。んー。
これ以上の許容性をを求めるなら,普通に1眼レフでシステマチックに構成していけば良いだろうと思っちゃうわけで。
コンパクトカメラにはスピードと携帯性が求められるけど,それらは作画性を高めるための方法論として求められるべきものであるというのが僕の信条です。
だってカメラって機械は,究極的には焦点距離とピントと露光しか機械的要素が無いわけで。そこんところを操作するための設計上の工夫の押し引きの問題だと思うんだよねぇ。
ナマイキですね~,あいすいません。
ただ,別に簡単・綺麗が一番じゃないでしょ?っていうコンデジ機種があっても良いと思うんだよナァ。
マーケティング的にはそんなノリでは少々キツイのかも知れませんが…。
ということで,以下妄想。
なんかやっぱりCanonのG10が近似なんですが,でも,G10は自分にはオーバースペックに感じます。基本的な狙い目が自分にはズレてるんだろうナァ。
(まぁ普通に欲しいですけど…。)
- レンズ
単焦点32mmもしくは28mm(35mmフィルムカメラ換算)でf2.8程度の明るいレンズを積み,テレコン50mm,80mm対応であること。
シャープネスに重点を置いた設計であることが好ましい。
美しい絞り羽根を持つこと。 - 本体
適当に小さいこと。しかし小さすぎないこと。
片手で,かつ,指先を用いずに主電源を投入できること。
起動の素早いこと。
見やすい光学ファインダーを持つこと。
背面液晶モニターは必要最小限であること。(表示部よりも操作部が充実していること。そもそも背面に数種の操作部って必要?)
軽量合金製の外殻を持ち,適度な対衝撃性が備わっていること。
滑り止めの施されていること。
アクセサリーシューを持つこと。
リモートレリーズに対応していること。(機械式だとなお可)
本体骨格構造に強固に結合した三脚穴を持つこと。
単三電池駆動であること。
ガイドナンバー8程度の小型内蔵フラッシュを持つこと。 - 操作系
手袋をしたままでも基本操作ができること。
絞りダイアルとシャッター速度ダイヤルを独立して持ち,またその他に露出補正ダイアルなど露光決定の撮影基本操作を行える各種ダイアルを持ち,これらがボタン選択式でないこと。
ファインダー内および液晶モニター内に一覧性のある露出計を持ち,その表示単位がEVであること。
シャッターボタンの形状に必要な工夫が施されていること。
レリーズのタイムラグの少ないこと。 - 受光・画像信号処理系
欲張らず,ホドホドの解像度を持つこと。
(良い意味で)個性無き画質であること。
感度を欲張らず,ラチュードの広いこと。
RAW出力ができること。
糸巻き/樽型歪みの補正処理をカメラ内で行わないこと。
カラーバランスの許容が広いこと。 - 補助系
完全なマニュアルモードを持ち,ストレス無く操作できること。(2ダイヤル1メーターの古典的な露光調整操作)
3種程度の測光方式を持つこと。(平均,スポット,中央重点など)
絞り優先,シャッター速度優先,プログラムAE程度のオートモードを持つこと。
複雑な測距方式を採らないこと。また,最大遠固定のできること。
機械式の手ブレ補正機構を持たないこと。
オートモード時にはスローシンクロや日中シンクロが可能であること。
ふぅ。
6 コメント:
単焦点28mmでf2.8程度と補助系の各項、激しく同感です。
今のコンデジって面倒見が良すぎ。でも、ユーザーはそれを十分に使いこなせていない感じがします。
銀塩時代と違って、失敗画像をその場で確認できるのなら、もっと勉強用(??)に割り切った、シンプル且つリーズナブルなコンデジが出ていても良い気がするのですけどね。
>gokiさん
道具がしゃしゃり出すぎなのかも知れませんね。捕り手の意図を完全に汲んでくれるならば文句は出ませんが,プログラム相手ですから意図に反することも多いわけで…。
確かに,失敗しない撮影ができる(打率が高い)というのもコンデジの信頼性の一つなのは分かるんですけれども,もっと「道具」に徹して欲しいと思う部分も大きいです。
G10も凄く良いけど、条件を見るにRicohのGR-2もいい線行ってると思う。(Ricohの色味は好みの分かれるところもあるかもしれないけど)
GRDを使ってる身としては、唯一不満なのが暗いところでの高感度設定が使えないこと。あれは高感度の味と思えないレベルで、それ以前に突然GRDとしての良さのすべてを失うって感じで・・・。
この点はGR-2でも解決できてません。
Ricohはせっかくそういうカメラを出すという気持ちはあるのに、そういう気持ちの無いメーカーにソフト面で負けてるってのがこれまた悔しいよねー。。。
Canonは現状の機種を見ていると、素晴らしい中身を持っているのに、それを生かそうと思っている層がいても売る段階でちょっとズレがあるように感じるね。
開発と営業との間で、何かがずれているのかも。
>ふかざわさん
ほんとだ!GRⅡの操作思想はイイ線いってるね~。
電源投入からシャッターを切る前までの間に露出設定操作を2つ以上するとして,それがどれだけスムーズにできるかという点を重視したいようです>自分
リコーの作例を見た限り,シャドーに余裕を持たせた高調な雰囲気なのかな。(自分の中でコダクローム系に勝手に分類)ハマれば美しい絵になるけど,使いにくそうだなぁという気も。デジカメっぽい発色がそれほど嫌いでない自分は,キャノンやフジが好きなのかなぁ。モニターとの相性もあるのかも知れないけれども。
コンデジってのは,ある意味フィルム付カメラなわけだから,暗箱としてのカメラ部と,画像結像する映像部とのマッチングが大事なんだねぇ。これがマッチしてる!とおもえる機種が買いの機種なのか。。
とりあえず買ってみないと…,なんて思いが湧いてきてしまうから,カメラ話は危険じゃ。^^;
全くカメラのことわかりませんが、同僚のGR2を使って、何回も現場の記録写真撮ってます。
持った感じが普段使ってる普及機とは違う質感なのはわかりますが、ソコまでしかわかりません。
オプションで付けてる光学式ファインダーが2万円するのにはビックリです。
つい先日そのカメラを、工具バッグ内に1週間ほど置き去りにしてしまい、その間落ち込んでいた同僚でした。
>やすさん
うわ~業務で記録用に使っているとは。自前カメラですよね?
光学ファインダーは天頂に取り付ける昔ながらのタイプでしたね。ファインダー取付けは電池温存のためでしょうか。
外付けファインダーの内部のインジケーターがどうなっているのか存じませんが,レンズ無しでフレームだけという,いわゆるスピードファインダーを取り付けて用いるのもスナップなどには良さそうです。
記録用撮影となると,パララックスの補正(除き穴と撮影穴とが別であることによる,ファインダー枠と実撮影枠とのズレの補正)が必要な近距離撮影の場面もあるでしょうから,液晶モニターの活用のし甲斐がありますね~。
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