2021年8月10日火曜日

20210724-25能登半島(2/2日目)

能登は良い。
とても良い。
地元の人も言ってた、5月と7月の能登はホントに素晴らしいって。

5月は田植えのために水のひかれた田圃。
7月は蒼く萌える一面の稲。

出発するまで行き先の決まらない1泊の一人旅でしたが、そんなわけで能登半島往復と相成りました。


0345に目覚ましかけて、0409起床。
ボケっと目覚めのコーヒーを淹れる。

見附島からカラス達が出勤していくのを眺めながらのんびり撤収。
草臥れたチェン(もう既に発進時などの高負荷時に異音が出始めている)にチェンオイルをたっぷりとくれてやる。

そんなこんなで0520、
出発でごんす。


見附島シーサイドキャンプ場>白い道>R249>K12>K28>寄り道パーキング寺家

暖機をしながらのんびり、反時計回りに海沿いを進行。
寄り道パーキング寺家でさっそく小休止。(まだ30分も走ってない。)
ここの前の浜がお気に入りなのもあるけど、冷感インナーを着込むという目的も。



折角なので浜に降りてカンコーする。

小鳥の足跡がいっぱい。

ここは狭いながら、お手軽だし好きな浜だ。
食事にしてもよかったんだけど、あまりオナカが空いていない。


K28>道の駅狼煙

寄り道パーキング寺家からスグの須須神社を参るというプランも持ち合わせてたけど、なんとなく走り気が勝って狼煙まで。須須神社は宿題。
狼煙は何回か立ち寄ってるけど、岬にある灯台は未訪。
折角なので行ってみる。
(既に暑くて熱中症気味だけど)


道の駅から少し(体感10分)ヒーコラと登ると灯台。



どうやら日本列島の数ある中心地の一つのようである。
まぁ確かに、真ん中っちゃぁ真ん中だね。
折角なので「俺は今、日本のど真ん中にいるのだ」と感傷に浸ってみたけど、特段の感慨はなかった。

遮るものがないので暑いけど、道の駅で買ったペットボトルのスポドリをチビチビ飲みながら灯台を目指す。







朝日に輝くレンズ、そして全高の低さがなんともカッコいい灯台であった。
周囲の柵の低さも好ましい。


前日の熱中症未遂と昨夜の飲酒の影響か、少々頭が痛い。
道の駅に戻ったら頭痛薬を飲もう。


菊の御紋章
日本唯一らしい。
キャットウォークは後付けだろうか。良い感じ。


灯台カードもゲット。
こんな収集をしながら灯台巡りも楽しい、と感じている自分に気づく。


後で調べたらここは灯台50選の一つ。
夜、稼働しているところを見てみたいなぁ。


寄せ書きノートがあったので書いておいた。
(灯台まで来たのは初めてなので、正直なところチョッと盛ったことになる。)



道の駅狼煙>K28>R249>道の駅 すず塩田村

いい加減腹が減ったので、日陰のベンチで朝食。
メニューはいつもの。
レシピもデフォルト。

たぶん我が人生最後となる蓋止めシールである。

0727
3分経過。



道の駅 すず塩田村>R249>輪島>K38

輪島袖ヶ浜CPを偵察。
海水浴のデイキャンのテントだけだった。
(ゲリラは可能だけど、まぁ止めとけって雰囲気。)


写真右方向の小さな岬(鴨ヶ浦)はトンネルで抜けられる。
(水が汲めればそれで済むゲリラなら、むしろその先の駐車帯当たりの方が穏当かな。)

輪島袖ヶ浜CP>白い道>K38R249>道の駅 赤神

輪島から西側の沿岸は素晴らしかった。
間違いなく今回イチである。(よって写真がない。)
今思えば、早々に国道に出ずにひたすら沿岸を行くべきだったのだけれども、これも宿題だな。

のぼせてきたので道の駅で小休止。


二輪Pの誘導に従うと、軒下に連れていかれるシステム。
風通しの良い日陰のPで、熱中症患者には有難い。


レストハウスがある。
何か冷たいものを飲もう。


レストハウス入口にあった灯台レンズ。
灯台レンズって、グッとくるよね。(こない?)

冷房の効いたレストハウスでアイスコーヒーを注文。
体の内外から冷却されて身も心もスッキリ。
窓に貼ってあった写真で猿山岬灯台を知り、あぁ行ってみたいなぁと思ったけど、残念ながら時間切れと判断。この灯台、すごい絶壁に立ってて最果て感がすごい。次回はぜひ訪れてみたい。

レストハウスでお土産(輪島の塗り箸と塩)を購入。
なんとも素敵なイラストマップがパネルに収まっていたのでこれは売ってないの?と気の良い店員の女性に聞けば「無料で配ってるから持っていきなさい」と勧められて、1部頂いた。

これは良い地図だ。
自分の良いお土産になった。
かなり嬉しい。

道の駅 赤神>R249>K50>(穴水)>K1(E41のと里山海道)>K60(E86)>R159(津幡BP)>R159(金沢東部環状道路(山側環状))>東長江IC>K210>GS>K200>金沢駅前>K146>R157>白い道>らーめん南

のと里山海道から北陸自動車道で糸魚川方面へ東進するつもりだったんだけど、金沢が近いと看板で見て、せっかくなのでここでお昼を食べようとらーめん南に来てみたけど、あいにくの定休日。
まぁお休みはちゃんと調べればわかったことなので調べないのが悪いんだけど(Googleに騙された)、残念。



らーめん南>白い道>R8>麺屋 達(二日市店)

何が悲しくて石川県で家系を食わなきゃいけないんだろうと思ったけど、最寄りの国道沿いラーメン屋へ。
食べてみたらむしろ旭川ラーメンに近い誂えだったので、結果として大満足。
そんなもんです。
だから楽しいし美味しい。

お冷をがぶ飲みして出発。

麺屋 達(二日市店)>R8>金沢西IC>北陸自動車道>朝日IC>R8>糸魚川>R148>白馬>R406>長野市(セブンイレブン長野花咲町)

金沢から親不知の西側まで高速でワープ。
朝日ICで高速を離脱して下道。
R8親不知はダイナミックで悪くないんだけど、法定速度マンの2tキャンピングカーに捕まって灼熱の苦行となった。

R148も10tロングの後ろで淡々と修行に励んでいたら、白馬の目前でザっと降られて、このままだらだらと松本に抜けるのがどうにも嫌になってしまい、急遽左折してR406に流入。

既にTripが200オーバーで燃料残が気になってたけど、結果これが正解。
R406は20年近く前の印象とは異なって、最高のL&Wロードだった。こんなに良かったっけ?
再訪決定レベル。

長野市に入り、そのまま高速に乗ろうかとも思ったけど、折角なので善行寺に(チョロっと)参ろうかを思い立つ。
地図見を兼ねて善行寺近くのコンビニでアイコーしていたら、スマホに警報通知が飛び込んできた。

気象レーダーを見ると、すぐそこまで雷雲が来ていた。

東の空の黒雲に乾杯!(アイコーで)


しかしよく見れば虹が。
雷雲はあまり喜ばしくないけど、虹が見れたからチャラ。

そうは言っても雨に濡れたいわけじゃないので、善行寺は諦めて、そそくさと出発。

長野市(セブンイレブン長野花咲町)>K37>R19>R117

ICまでの国道のどこかで給油するつもりだったんだけど、パラパラと雨が始まったところで目についたセルフ出光に。(出光 中卸所 SS)

給油を終えるころには土砂降りになって、しばし軒下を借りて雨宿り。

R117>R18>長野IC>長野自動車道>岡谷JCT>中央自動車道>八ヶ岳PA

夕日に燃える八ヶ岳をゆっくり眺めたかったけど、PAに入るころには生憎の雲の中。
少し疲れが出たので(要は眠い)、ちょっと長めの休憩に。



日が暮れた。
目が暗さに慣れたところで出発。

八ヶ岳PA>中央自動車道>双葉JCT>中部横断自動車道>下部温泉早川IC>R52>南部IC>中部横断自動車道>新清水JCT>新東名>駿河湾沼津SA(給油)>御殿場JCT>E1A>ぐみ沢IC>R138>R1>西湘BP>西湘PA(上り)

中央高速で談合坂付近渋滞の表示を見て八王子廻りを止めて中部横断自動車道へ。
つい先日に全線開通のニュースを見ていたので清水まで出られるだろうと思ってのことだったんだけど、果たして、開通は8月下旬なのであった。

あえなく下部で流出となり、大型ロングの後ろでペースの上がらないR52を淡々と南下。
南部で再度中部横断自動車道に上がり(無料区間)、新東名で御殿場へ。
(御殿場でもしくじって、新御殿場の文字に惹かれて進んでみたら、R138のだいぶ山中湖側のところに出たのだった。)

そのまま箱根を現道で越えて西湘BPへ。
良い時間になってしまった。

2300

西湘BP>R134

で、2339帰着。


二日目
 走行:860km
 平均速度:47km/hぐらい

全行程、無事故無違反無転倒。




後日談。
朝、キャンプ場で何かに喰われて、想像以上に腫れた。

 キンカン塗って凌いで、しばらくしたら治った。


2021年8月9日月曜日

20210724-25能登半島(1/2日目)

能登は良い。
とても良い。
地元の人も言ってた、5月と7月の能登はホントに素晴らしいって。

5月は田植えのために水のひかれた田圃。
7月は蒼く萌える一面の稲。

出発するまで行き先の決まらない1泊の一人旅でしたが、そんなわけで能登半島往復と相成りました。



バタバタして仮眠が出来なかったけど、興奮からか、体力に余裕を感じたのでそのまま寝ずに出発した。

コンビニ駐車場で荷崩れチェックを済ませて。

23:31
出発でごんす。



R134>茅ヶ崎海岸IC>新湘南BP>外環道(外回り)>八王子JCT>中央道>双葉SA(休憩+ブランチ)>韮崎IC>R20>(塩尻)>R19>道の駅木曽ならかわ

R1を西進して、浜名湖を目指すプランもあったんだけど、やっぱり能登が恋しくて、中央道で西進することとする。
(実績のある)双葉SAで仮眠かなぁと思ってたけど、全然眠気が来ないので、ついつい走り続けてしまう。双葉SAではインナーを着込んで、オニギリでブランチ。

 韮崎ICで高速を降りてR20を淡々と塩尻まで。
 R20の岡谷付近でパラパラっと来たが、ズボンが濡れるほどではなく済んだ。

 R361のバス停で仮眠かなぁとぼんやり考えていたんだけど、結局、夜明け間近のR19で睡魔が来て、道の駅のベンチにゴロリ。
しばし仮眠して目を覚ますと、明るくなっていた。


うーむ、眠いぞ。
気付けに缶コーヒー(ホット)飲んだ。

たぶん仮眠してるトラック。
水蒸気と思しき白煙を吐いていた。オーバーヒートしてるっぽいな。


道の駅木曽ならかわ>R19>K493>R361>R19>木曽福島>R361>道の駅ひだ朝日村

R361をゆったりと(ホント)爽快に駆け抜ける。これをしに来た!といっても過言ではない。残念ながら御嶽山は雲の中で拝めず。

道の駅でトイレット。すっかり日が昇った。
気温20度ぐらい。
暑くなりそう。

高山市街を回避するルートを確認して出発。

R361>R158>K89>K471>R41(R472)>セブン-イレブン 高山国府バイパス店

小腹が空いたのでコンビニ飯。
すでに日向は暑いけど、日陰はまだ少し爽やかさが残る。
この後ゲロゲロに暑くなる予想なので、うどんの汁も全部飲んで塩分をしっかりチャージ。
なんとも健康的である。


この辺りはEなんだね。W食べたいなぁ。



R41(R472)>R471(R360)>(飛騨河合)>R471>楢峠

2014のGWに越えられなかった楢峠を超えてみる。
峠の南側は急傾斜が多く、以前引き返したポイントから峠まではだいぶ距離があった。ノーガード(レール)がずっと続くんだけど、そのせいで開放感が絶大でこれを気持ちよく感じるのは夏シーズンのせいだろう。(谷底を見てはいけない。)

峠の北側は南側より降雪が多いだろうから、2014GWは引き返したのが正解、というより、その時期にここを超えるのは全くもって不可能ってことだな。深く納得。

楢峠の道路/路面状況は次の記事が分かりやすいので引用しておこう。
https://ryujio.hatenablog.com/entry/2019/10/08/030951

峠で小休止。
小さな祠に御地蔵様が祀ってあるのに手を合わせ、無事の越境に感謝して出発。

R471>(R472分岐点)R471

本日一酷な区間を制して、日陰で乾杯!
(スポドリだけど)

ここ(R471とR472の分岐)から百瀬川>庄川の区間は快走路だった。
こういったところはツーマは難読だけど、まぁそれが楽しかったりもする。

R471>R156>南砺スーパー農道

砺波方面へ走ってたんだけど、「スーパー農道」の文字につられて、ちょっと迷走。
ペース上がらず、暑さに参って、日陰と冷たい飲み物が得られそうなこちらで小休止。

レモンスカッシュで人心地ついたら少しは正常な判断ができるようになったらしい。
目的地を定めナビに入力する。


南砺スーパー農道>R471>K48>小谷部東IC>能越自動車道(下り)>氷見IC>白い道

紋食堂に到着。
(やってなかった。。。。)
何年越しだろう?
いつか食べたいなぁ。


白い道>氷見漁港場外市場 ひみ番屋街

残念だけど仕方がない。
なんか食えそうな、道の駅(?)に移動。
暑い。ひたすら暑い。そして熱い。


熱中症一歩手前の身体なので、冷房の効いた室内で食べるよりも風通しの良い日陰での食事が心地よい。

鱒・鯖・鯛の押し寿司をチョイス。(美味しかったけど、ボリュームの割に高かった。)
ベンチでゆっくり食べる。


こんな凝った押し枠に入ってるんだから値段が高いのは仕方ないんだけど、枠を捨てるのがもったいなかった。(捨てたんだけどね。)


氷見漁港場外市場 ひみ番屋街>白い道>R160>K246>(観音崎)

岬の先っぽまでバイクで行ける、とのツーマの記載が気になって、能登観音崎に行ってみる。

岬先端付近にある公民館/公衆トイレ前の駐車場から、徒歩で灯台へ。
暑いけど、頑張る。


なかなか立派な灯台が迎えてくれた。



QRコードを読み取ると(ネットから)ゲットできる灯台カード。


内能登(って言い方ある?)の要所の灯台。
高さはないけど、実にロケーションが良い。(遮るものがない高台)


これから向かう方面を灯台から望む。


駐車場から灯台への200m道のりは草いきれで気絶しそうなほど暑い。


駐車場に戻り少し涼んだ後、観音島へ渡ってみる。
細い人口の小路で海を渡れる。



観音堂

能登観音崎灯台>K246>R160>K1>K47>(能登島大橋)>K257>(ツインブリッジのと)>K256>道の駅なかじまロマン峠>R249>K34>R249>K35>R249>見附島

沿岸道路でゆっくりと回って珠洲市へ。
「やってればここにしよう」と思っていた見附島シーサイドキャンプ場へ。
ホテル「のとじ荘」で受付。「予約してますか?」と聞かれて一瞬ダメかなと思ったけど、1名一張りと伝えると、難なく受け入れてもらえた。

適当な場所に適当に設営。

受付でスーパーや銭湯の載った地図を写メ。
(ホテルにも温泉風呂があるが感染症対策のため15時で受付終了で入れず。)


何はともあれ、先ずは風呂である。
珠洲鵜飼温泉 宝湯に入湯。
時勢的にどうかなと不安だったけど、暖かく迎い入れてくれた。

予想以上に良いお湯で嬉しい誤算。
(単純泉は侮れない。)

銭湯のガレージ奥に気になる横型エンジン車が!


何はともあれさっぱりしたよ。
(Tシャツ着回しだけど。)


入浴後、自宅への電話とスーパーでの買い出しを済ませサイトに戻る。

見附島を眺めつつ、代わり映えのしない、けれど超絶美味いカレー炊飯。


目に嬉しい。
この眺めを眺めながら、飯盒から立ち上る米の炊ける匂い。
これがあるから嵩張るテントを積んできたようなものだ。

少しづつ陽や雲が変わるので、退屈しない。


トマトとソーセージのバジル焼きも。


テーブルなんか無い地べたに座って食う夕食。
食べた者にしかわからない味。
こぼすと大変なのでこぼさない様に。我ながら(酔っぱらってるワリに)なかなか器用に食べる。

ビール2本目飲んじゃうよ。
クッカーの中の湯はレトルトカレーを湯煎した残り湯なんだけど、。ビール飲みつつ温めなおして、フライパンと飯盒の洗剤になる。(トイペで奇麗に吹きあげて御終い。)

楢峠制覇が地味に嬉しく、その祝い酒でもある。


夕暮れ。



点灯。
食器を片付けて歯磨き。


コーヒー飲んで〆。
少し藪蚊が出てきた。

月と見附島。


マットの上にゴロリと横になったら、テント出入口のメッシュ越しに海と月が見えた。
24時頃までは風がなく、ジットリと汗をかきながら就寝。
(シュラフは化繊の5番)

20:17


走行:650kmぐらい
平均時速:40km/hぐらい