2009年4月13日月曜日

50153km・タペット調整

この季節の青空メンテナンスは快適。
まだうっとおしい蚊が居ないのがとても嬉しい。

↓ソレっぽい感じの写真もわざとらしく撮ってみました。
CA390030

暖かい日だったのでゴム製部品の柔軟性が高く,キャブの脱着もラクチンでサクサクと。
始めから終わりまで,ざっと3時間で終了。
しかし一部作業が未完のため,その備忘メモなども兼ねて。

ヘッドカバー外すためにカウリングを取り払う必要があるってのは,どうにかならんもんかな。
ま,四の五のいってもしょうがないので,急がば回れで取っ払い。
CA390018 

今回気になったのは↓のスラッジ。キャップボルト周辺に,石灰質の堆積物あり。ここ,高温になるのかな。
今回は触らずに放っておくことに。
CA390028

その他,気付いた点として,次回運行時は必ず確認のこと。>自分

  • 各部締め付け・取付け状態
  • 在庫不足のため冷却水不足中。要填補。エア抜き(上部のみ)。
  • コネクタ取付け状態
  • 電装品動作
  • ハーネス取り回し

また,キャブのスライドバルブに段付影響が出現していると思われ,これは修正又は交換など対応した方が良さそう。

パルサーカバーはじめ,各種ガスケットは再利用した。
ウォーターパイプ(アウトレット)のOリングも比較的状態が良さそうに見受けられたため再利用したから,ここは重点的にリークの確認をすること。

肝心のタペットクリアランスは,
排気側0.20mm,吸気側0.15mmで調整。

調整前測定では大きなズレはなく,最大で±0.03mm程度のばらつきが見受けられる程度で許容値に収まっていた。
ヘッド異音は別の原因かも知れない。まぁこれは,今度運転するときのお楽しみ。

最後にカム山のメモ。
減りは正常な程度。(減量は未測定。)
最もカジリが多いのが2番吸気。しかし,以前とそれほど状態が変わったとは思われず,大したことはないのでそのまま運用する。

1番排気
CA390020
1番吸気CA390024
2番排気
CA390022
2番吸気
CA390026
3番排気
CA390027
3番吸気 CA390023
4番排気 CA390025 4番吸気
CA390021

2 コメント:

やす さんのコメント...

暑くなく、寒くなく、風が無く、金が無く。

それが『タペット調整日和』ですな。

何時間かかりましたか?

shin さんのコメント...

>やすさん
 >>何時間かかりましたか?
 タペット調整自体は20分ぐらいでした。
 作業性がとても悪く,ヘッドカバーを開けるまで,そしてヘッドカバーを閉めてからが一番時間が掛かる部分なんです。大急ぎでやりましたので,開始から片づけ終了まできっかり3時間でした。

 以下のような手順でした。作業点順メモをコピペっておきます。

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準備資材
クーラント,ブレクリ,キャブクリ,シリコングリス,シリコンシーラント,耐熱液体ガスケット

キャブからガソリンを抜く
サイドカウルを外し,タンクを下ろす
アンダーカウル,センターカウル,アッパーカウルを下ろす
エアクリボックスをずらし,キャブを下ろす
ウォーターライン(後ろ)を外し,サーモ以降をフリーにする
プラグコード,コイルを外す
ホール清掃後,プラグを緩め圧縮を抜く
オイル受けをして,ポイントカバーを外す(ガスケット注意)
ヘッドカバーを外す(ガスケット紛失に注意)

タペットを調整する

古い液体ガスケットを除去
アール部に液体ガスケットを塗る
ヘッドカバーを取り付ける
ポイントカバーを取り付ける(ガスケットOK?)
プラグを締め付ける
プラグコード,コイルを取り付ける(極性注意)
ウォーターラインを取り付ける(Oリング交換,シリコングリス養生)
キャブを取り付ける(シリコンスプレー)
ワイヤー調整,動作確認
試運転給油し,試運転,漏水のないことを確認
冷却水の補充,エア抜き
カウルをアッパー,センター,アンダーの順で取付け
冷却水の補充
タンク,サイドカウルの取付け

試運転
エア抜き
リークチェック
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#あ!エアクリボックス固定し忘れてる!!