20220430-0505
西へ行くか東へ行くか、どっちも行きたかったけど今回は西へ。
その第5日目と第6日目(2022.5.4~2022.5.5)
第5日目:安芸高田市~広島市~呉市~野呂山(さざなみスカイライン)~尾道~姫路
0445
起床。
本日が今回の行程の最終日(一応、その予定だった。)
最後までしっかり走ってくれ給え。(一応、その予定だった。)
とりあえずお湯を沸かしてコーヒーを一服。
出発でごんす。
大土山憩の森>白い道>K29>K37>セブン-イレブン 広島上深川町店
0648
快走しておなかが空いたところでコンビニでホットコーヒーを仕入れて朝パン。
寒さはなく、快適。天気も文句なし。
呉市にある
野呂山(のろさん)で落ち合おうね!なんて言っていただき、お目にかかれることに。
瀬戸内側へ南下して、尾道でラーメンでも食べようと思っていました。
そう、まだこの時は。
セブン-イレブン 広島上深川町店>K70>(新大洲橋西詰)>K164>セブン-イレブン 広島新大州橋店
広島市内は朝の混雑。
大人しく車列に付いて信号待ちをしてたら、エンジンの下あたりから水蒸気がモウモウと立ち上がった。冷却水が蒸発したときの、少し甘いような匂いがする。
「どこか吹いたゾ?!」と、慌てて最寄りのコンビニに入る。
停車して、見ると下っ腹に血溜まりが。。。。。
以前、冷却水路のリターン・パイプが腐り果てた際にに、後期型パイプ(キャブヒーターへの水路取り出しニップル付き。ニップルなしの前期型はメーカー欠品でこれしか選べない。)に交換していたんだけど、そのメクラで取り付けていたゴムプラグが劣化してヒビ割れており、久々の渋滞だったこともあって高圧に耐えられなくなったのか、そのヒビからリーク。
リーク量は、アイドリング時は「ポタッ、、、ポタッ、、、」という感じだけど、少しEG回転が上がって流量と水圧が増加すると「ポタポタポタポタ…」と止めどなく流れる。
ダメだ、このままでは走行不能。
停めたセブンイレブンの駐車場の隅で満載の荷物を降ろし(ゴメンね…)、車載工具をシート下から引っ張り出して応急処置。
メクラ栓のゴムをいったん取り外し、ヒビ割れ箇所を塞げるように、内側からパンク修理用のゴムプラグをメクラ栓のニップル差し込みとの兼ね合いでギリギリ浅くなるような長さにカットして、ラバーセメント(硫化材入りのハズ)を塗って仕込んでみる。
メクラ栓の差し込み深さが浅くなって、もともと付けていたホースクランプが掛からなくなってしまったのでとりあえずワイヤリングして様子見。
ワイヤーはハンドルグリップのワイヤリングをカットしてリサイクル。
(今にして思えば、この補修はかなり心許ない。)
意外と暑く、大汗をかく。
一応の応急処置を終えて、アイコーで一服。
不良中年さんにトラブル発生を報告したら、「うち来て治す?」とか「もしもの時は電話しな。ハイエースに積む?」
お友達のバイク屋さんに問い合わせまでして頂いたり。もろもろお気遣いいただいて、恐縮しきり。
調べてみたら停車中のセブンイレブンのすぐ近くに良い感じのホムセンがあることが分かったので、そちらに移動してしっかり応急処置ができる部材を仕入れることにする。
ここならいろいろ揃いそうなので、精神的にかなり楽になった。
勝利を確信した。(まぁしかしそんなに甘くなかったわけで。)
M4とM5(だったと思う)のなべ頭ねじ、内径4mmと5mmの耐油ホース、0.5mmぐらいのステンレスワイヤーを購入。
んで、ホムセンの駐車場で誘導員さんに「もっと奥でやれ」なんて注意されながら、「スイマセンスイマセン」と謝りつつホムセン駐車場の隅で補修。
既存の傷んだメクラは捨てて、キャップを新設。
まぁ一応、できた。
ということで、センスタ停車のまま、エンジン試運転してみる。
ダメだ…、漏れる…。
圧力掛かると、栓として差し込んだネジのネジ山を伝ってリークしてしまう。
そんなことしてたら、不良中年さんが様子を見に来てくれた(感涙)。
ワイヤリングの位置や締め付け強さ、使用ネジのサイズなどを調整。少しレーシングして回転上げてもリークしない事を確認。
そして不良中年さんとコカ・コーラで乾杯。このコーラは沁みる味だったなぁ。
不良中年さん、貴重なお時間をありがとうございました!
そして、ご心配頂いてスミマセンでした。
またGT61でお会いしましょう!
1012
ジュンテンドー 安芸府中店>K151>K164>K276>K34>(安浦)>R185(下り)>K248(旧さざなみスカイライン)>野呂山
不良中年さんとホムセンでお別れ。
野呂山目指してナビ任せに走ってたんだけど、どうやらルートミスしたらしい。まぁ遠回りも丁度良い試運転にはなったので良しとしよう。
途中、見晴らしの良いところで立ち止まってリークチェック。どうやら漏れがなかったので一安心。
では、ということで、最終段階のEG高負荷試運転として、さざなみスカイラインを「ガーッ!」と登る。
1248
野呂山の山頂(?)にあるPでリークチェック。
爽やかな陽気。
渡る風が心地よい。
作業していると暑い。
ちょっと疲れてきたなぁと思いながらも、ここで匙投げても帰れなくなるだけなので、諦めて荷物を全部降ろして補修する。
1407
荷降ろししたの、これで本日何回目だろう?(漏れが止まらず、補修を2回繰り返す。)
耐油ホースを折り曲げて締め上げる方法ももちろん考えたけど、この後の高速走行で耐振性が落ちるのを嫌ってプラグ長を抑えた。でもこれは失敗だったな。素直に折り曲げて使えばよかったんだ。
1450
一応応急処置できたと判断して、瀬戸内の絶景を愛でながら下山。
K248(旧さざなみスカイライン)>R185>阿賀IC>R375>上三永IC>R2BP>栗原IC>R184>(尾道)>R2(旧)>尾道市役所
尾道市役所のPにバイクを停めてラーメンでもと思ったけど、尾道のラーメン屋が閉まるのが想像の3割増しで早い。18時ともなると暖簾を降ろし始めてたし、まだ開けていてもそこには順番待ちの行列が。
全然無理、お呼びじゃない感じ、である。
ということで、なんとなく街をプラプラ散策して、一人打ちひしがれる。
(到着したころには再び冷却水がポタポタ漏れ始めてたのだよ。)
市役所駐車場で一応の再補修を済ませ、出発。
R2途中にあったオートバックスに立ち寄り、これからの長距離移動に備えて冷却水(500CC入りパック)を2個購入。
オートバックスの駐車場で冷却水パックをカバンにしまっていたら、若いメカさんに話しかけられた。聞けば、バイク(TR250)に乗ってるそうで、事情(というか故障個所だ)を説明してゴム栓として使えるものが無いかと尋ねてみたら「よかったら使ってください」と燃料ホースの端切れ(じゃないかもしれないけど、そういうことにしておこう)を分けてくれた。ホースをタイラップで締め上げて、その箇所で折り曲げてから、そこをタイラップで縛り上げると漏れないですよと教えてくれた。
ありがとう、ありがとう!
まぁ何とか復路を走り切れそうな準備ができたような気がしたので、気合い入れなおして東進を再開する。
残念ながら徹夜走行になる。そうしないと連休明けの仕事に間に合わなくなるのだ。
車両への信頼が低いため、移動効率が低下しない限りは、もし故障しても退避危険が少ない一般道で進むことにした。流れも悪くない。
R2(旧)>ローソン 備前木谷店
1938
R2沿いのコンビニで夕食。
想定以上に貧祖な夕食だけど、まぁ時間もないし、食いすぎると眠くなるし。
しかしそれなりにガッツリ食う。(気づけばこれが本日2食目。)
ローソン 備前木谷店>R2>備前IC>山陽自動車道>(三木SA)>神戸JCT>新名神高速>高槻JCT>名神高速>大津SA
三木SAで車両点検してからは大津までノンストップ。
念のため、4200rpm/約100kmphの自主規制上限を設けて、走行車線をトラック達に連なって淡々と運転。なので退屈極まりないけど、不思議と眠さは来なかった。(このころの記憶が割と曖昧なので、それなりにヤられてたんだとは思うけど。)
0223(日付替わって5月5日)
大津SAで久々の休憩。
大津SA>名神高速>草津JCT>新名神高速>亀山JCT>東名阪自動車道>御在所SA>四日市JCT>伊勢湾岸自動車道>豊田JCT>東名高速>牧之原SA
0740
牧之原で朝めし
もうこうなってくると元気なもんです。(←感覚がマヒしてるだけ)
食欲はあまりないけどハラは減っている。暖かいうどんが丁度いい。
深刻な冷却水リークは起きずにここまで来れた。
この調子のまま自宅に辿り着きたい。
日が昇って暖かくなってくると眠気が来そうなので、先手必勝でドーピング。
薬効があるうちに帰り着けるかな。
牧之原SA>東名高速>富士川SA
0912
富士川で小休止(確か最後の給油をしたんだったと思う。)
富士川SA>東名高速>伊勢原JCT>新東名>海老名JCT>圏央道(外回り)>海老名IC(特別転回)圏央道(内回り)>茅ヶ崎海岸IC
海老名JCTから圏央道に合流する際に、間違って外回りに合流してしまったため、海老名ICで一旦流出し、特別転回で再流入。特別転回の申請は、シート下からETCカードを取り出さなくちゃいけないので荷降ろしするのがとても面倒だけど、貧乏性なのでソコは頑張った。)
1139
そんなこんなで、どうにか五体満足で帰着。
家路が遠く感じる復路だった。
走行(2日間累計):973km
平均時速(2日間平均):32.8km/h
走行距離(全行程):2703km