2009年6月30日火曜日

チェーン。そのメンテナンス方法は正しいか?

チェンのメンテ,そういやしばらくやってないです。
(自己基準では最低でも7~800km毎ぐらいで給脂したいと思ってますが。)
という事で,例によって以下妄想ですけどね。

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さて,ネットで検索してみたりするとルブの選び方とか洗浄方法とか各人で様々な流儀があるようです。参考になりますナ。

でもね,ちょっと気になっていることがありまして。
それは,シールチェーンの洗浄方法について。

特に,
チェーンクリーナーって,そんなにドバドバとチェーンにぶっかけて良いのか?
という事についてです。

いえ,分かります。
確かに汚れたグリス,対Oリング,対スプロケット,対プレート,対ブッシュピン,どれを取ってもその攻撃性は高いでしょう。
これらを「綺麗にしなくちゃ」という理由で綺麗サッパリ洗い落とした気持ちもよーく分かります。

よーく分かります,が,しかし『ほぼドブ付けするに等しい』ほどジャバジャバと洗い流して落とさなきゃならない程のもんなんでしょうか。
そして,そんなにそんなふうに洗っちゃって良いもんなんでしょうか。

適正に給脂されたチェーンの擦動部に付着して(そして残留して)いる古いグリスの量なんて,極々少なく,たかが知れています。なんてったって,ゴリゴリ擦れながら普段高速でブン回っている部分なわけですから。実際は薄皮一枚状態でしょう。

そしてシールチェーンは,内部に高粘度のグリスを封入した品

いくらプレート間をOリングでシールしているとはいえ,ピン・ブッシュ間に粘度が低く浸透性の高いクリーナーが染みこんでいってしまうというコトは無いのでしょうか?

そりゃ固着して固形スラッジと化した旧グリスを除去するために,スプレーしてナイロンブラシでこする必要があることもあるでしょうけれども,チェーン本体機能部分に対する洗浄として,ドバドバとクリーナーを掛けるのはいかがなものなんだろうかと思う所以です。

ピカピカに磨かれたチェーンは見ていても気持ち良いですけどね。あんまりピカピカなチェーンをみると,その内側は大丈夫なのかな?と思うことが多かったりもして。
(いえ,実際は大丈夫な車両がほとんどだとは思います。そう信じたいところですがどうしても疑心暗鬼を拭えない,そんなひねた野郎なんです,ハイ。)

いえ,別にドバドバとスプレーして洗浄する方法を絶対的に否定したりはできません。だって,確たるデータを持ってないですから。
それに,新油にスラッジを含ませずに旧グリスと置換させてやるのが目的ですから,周辺の汚れが少ない方が良いのも当たり前。
その辺の問題をクリアーできるなら,なんでも好みの方法で洗浄してやるのが一番です。

そんな自分も,友達にそう習ったという理由だけで,かつてはクリーナーを潤沢に使いクリーナー附属のナイロンブラシでワシャワシャ洗ってじゃぶじゃぶ流して,なんて方法で洗っていたことがあります。新聞を下に敷いてね。
「クリーナー代もバカにならないぜ!」なんて言いながら。
んが,給脂後にゴリゴリ感が出るのがとても早かった。ブッシュ周りのグリスなんて,全部洗い流してしまっていたのかも知れません。
なので,この洗浄方法はとっくの昔に止めました。

という事で,これからも地道にかつ適当に,クリーナーを吹いたウェスでグリグリ拭き取る方法でやっていこうかなぁと思ってますですよ。うん。

(ちなみに,RKエキセルでもクリーナーを吹いたウェスで拭き取る方法を案内していました。参考

18 コメント:

チャー さんのコメント...

う~ん、勉強になりました。
いい動画を紹介してもらいました。
ありがとうございます。

かとちん さんのコメント...

自分もクリーナーをウエスに吹いてグリグリです。
そもそもクリーナー代もったいないじゃん。基本ケチなので(笑)
そんな程度のメンテしかしていないRC42は、’00年9月~つまり9年弱で43500kmですが、新車からのチェーンでまだいけます。まぁ乗り手が穏やかだからかもしれませんが。。

そうそう明日から新白樺荘オープンですね。
明後日お休みなので行けるかなぁ。。。

kanarie さんのコメント...

そういえば、ショップで良く流してる、RKチェンのノウハウビデオでは、ウェスに吹き付けてやってましたっけ。
いや、覚えてないっす(汗)
チェンクリーナーも改良されてたりしないんですかねぇ。やはり洗浄力と攻撃性は両立しない?

shin さんのコメント...

>チャーさん
 いえいえ,RKのチェーンを買ってあげてください(笑)。
 でも,江沼チェーンもDIDも良いですよ。^^

 チャーさんがロングツーリングの時にチェーンへの給油をどうしていたか知りたいと思っています。やはり小さなスプレー缶を携行していたんでしょうか?

shin さんのコメント...

>かとちんさん
 いえいえ,そのロングライフが適切な手入れを物語っているんじゃないでしょうか?
 そういえば自車のチェーンも既に3万キロを越えました。まだまだいけそうな雰囲気です,たぶん。
 クリーナーは1本1000円ぐらいのロング缶を持っていますが,確かにこれをじゃぶじゃぶ使うのは勿体ないですね~。

 新白樺荘,もし行かれたら入浴感などお聞きしたいところです。山奥が気持ち良い季節になりました。

shin さんのコメント...

>kanarieさん
 チェーンクリーナーとかブレーキクリーナーの類のパークリって,その差の要は溶剤の差だけなんだろうなぁと思います。
 基本的に求められる機能は"溶かす"ことでしょうから,何を溶かす事に重点を置いているかという点から見ると,シールゴムってのはかなり厄介な存在なのではないでしょうか。

Kt@ さんのコメント...

興味深いですね。

僕なんて、ウェスでふくだけです。
チェーンクリーナーって高いんですもんw

基本雨男なんで、ツーリング行くと、キレイさっぱり油は飛んでます(笑

90000㌔走行でチェーンは3本目?・・・あれ?4本目だったかな?
2~3万㌔くらいが交換サイクルになてます。

僕は、ロングではもちろん、ロングツーリングじゃなくても、小さなチェーンルブを忍者に携帯してます。

雨男なんでwww

shin さんのコメント...

>Kt@さん
 ん~,ウェスで拭くだけって人が意外に多い!

 チェンクリは高いですねぇ~。あまりに高いのでアホくさくなって,ひと頃はガソリンでチェーンを拭いて頃もありましたが,攻撃性の高い割に作業性は悪く,ダメですね,やっぱり。^^;)

 ところで,しかし,Kt@さんはそんなに雨男なんですか?
 コッチ来ないで!!!
(嘘ですw。お手柔らかにホドホドに降らせるようにしてください。)

Kt@ さんのコメント...

>コッチ来ないで!!!
最近は横浜の友達のところにちょこちょこ遊びにいっているので・・・

週末に神奈川で降っている雨は、わたしのせいだという、もっぱらの噂ですw

僕が帰ると、雨が止むそうですwww


洗車をすると雨が降ると言うじゃないですか
僕の場合、洗車中に雨が降ってきますので(笑

PBM さんのコメント...

チェーンクリーナーのジレンマ、非常によくわかります(笑)
その『攻撃性』と『洗浄の必要性』を天秤にかけると
果たしてどちらに重点を置くべきか、ぶっかけながらいつも悶々として釈然としない気分になります。

大昔に採用されてた点滴方式のチェーンオイル自動給脂と
カブみたいなチェーンカバーを付けると洗浄と給脂が一石二鳥
汚れも気にならず、限りなくメンテフリーになるなと
妄想しています。

shin さんのコメント...

>Kt@さん
 ありゃ,横浜も縄張りでしたか!
 道理で雨が良く降るわけです。^^;

 ところで,雨で油が飛んでしまうのは悩ましいですね。

 自分は以前,あるショップの薦めでYAMAHAのウェットタイプのルブを使っていましたが,これは潤滑効果を体感できる高性能なものでした。しかし,一度雨中行をしてしまうとまるでダメという,ちょっとデリケートで面倒なものでした。

 現在はYAMAHAのドライタイプ(ホワイト)を使っていますが,こちらの方は雨天時などでもかなり保ちがよいように思います。

 ただ,放っておくと相当な高粘度になりますので,拭き取りをいい加減にしてしまうと除去に難儀しますが,塗布直後はかなりサラッとしたコーヒーポーション様の状態で拭き取りもし易いです。

 ええと,つまり,何が言いたいかと言いますとですね,
雨男さんにはコッチがお薦めかも
ということです(笑)。

(ウェットタイプをこまめに,ということでしたら,それはそれで。)

shin さんのコメント...

>PBMさん
 自分のおぼろな記憶では,PBMさんってこのチェーンの板と板の間の黒くて丸い部品がその辺にゴロゴロしてる関係でお勤めだったでしたっけ。。

 やっぱりクリーナーは悩ましい存在なのですねぇ。

 オイルフィラーって,最初のCB750なんかには装備されていたんでしたっけ?
 今より未舗装路が多く,チェーンの性能自体も素材・設計的に弱かった当時とは,チェーンへのしっかりとした給油は今よりもずっと重要性が高かったのかも知れませんね。

 今でもスコットオイラーでしたっけ?なんか,後付の注油システムありましたよね。


(検索中・・・・)


 あぁ,やっぱりスコットオイラーでした。参考
 
 コレ行っちゃいましょう!
 んで,チェーンカバーつけましょう!!>ベルシスに

 チェーンカバーの作成が必要なら,採寸サンプル用にウチのカブのチェーンカバーお貸ししますよ(笑)。

(でも,実はカブのチェーンカバー,スイングアームピボット付近の処理が絶妙だったりします。HONDAの板金は根性が入ってると思います。)

goki さんのコメント...

数ヶ月前の洗車時に、クリーナーで思い切り掃除してしまいました…。(^^;
おっしゃることも、改めて尤もだと思います。

雨男としては、自然の雨がチェーンをキレイにしてくれていると信じているので、基本的にチェーンのメンテに関しては5-600km毎に注油をするのみです。
でも、さすがの雨もチェーンの側面まではキレイにしてくれないのですよね。早速、週末にウェスで拭いてみよっと。

やす さんのコメント...

余ったエンジンオイルを惜しげもなくオイラーで滴下させ、ウェスで拭き取ります。
これをツーリング前後に行います。

ロンツー時は、シールチェーン用缶を携行します。クレの缶ですが、10年使ってます。

f100 さんのコメント...

いや~

勉強になりました~

shin さんのコメント...

>gokiさん
 うわ!ここにも雨男が(笑)。

 クリーナーでのじゃぶじゃぶ洗い,案外全然気にしなくて良いのかも知れません。
 今回自分が思ったところは程度問題なんじゃないのかと言われれば確かにそうでして,要は封入されたグリスに影響がないようにできればそれで良いのかなぁと。

 しかし考えてみると,雨で油が落ちてしまうというのは意外と不思議です。
 やはりチェーンは高速で動いているの,水がもの凄い勢いで当たることになって油を剥がしてしまうんでしょうか。

shin さんのコメント...

>やすさん
 やすさんはオイラー派でしたか。
(たしかともさんもオイル塗布する方法でしたよね。)

 なるほど,『惜しげもなく滴下』というのだと洗浄効果も出て良さそうですね。
 廃オイルのリユースというのでもいけそうですし,行き着くところはこの方法なのかも…,なんて思ったりもしますが,ものぐさな自分にはちょっと難しいかとも思ったり。(笑)

shin さんのコメント...

>f100さん
 いえいえ,妄想ですよ,妄想。(笑)

 改めてSM見てみましたら,
・汚れがひどければ洗浄油で洗浄。
・注油は#90程度のオイルで。余剰分は拭き取る。

とありました。
 洗浄油は一般的には灯油だと思いますが,具体的な洗浄方法など記載するワケもなく,その記述はアッサリとしたもんです。
 この瞬間がカワ(ry