2009年7月15日水曜日

フッ素革命はヘルメットシールド撥水の夢を見るか

先日入手したフッ素革命(サンプル品)を使用した,というお話。

DSCF0617 のコピー 

何よりも結果を先に。
『革命』とは行かないまでも,これは『革命的』ではあるかも知れない。
つまりね,ヘルメットシールドには相当良かったです,これ。
いや,まじで。

施術は,台所用中性洗剤で良く洗浄し乾燥させた後,取扱説明書に記載の方法に従い行った。

塗布して吹き上げるということを2回。
そして強固な皮膜形成を期待して,吹き上げ後にドライヤーによる加熱処理を行った。
使用したシールドは3年もののアライ製セミスモーク。いつもの古シールド。
(中性洗剤洗浄前にはプレクサスでこまめにクリーニングしていたしていた)

上記処理をしたシールドをツーリングで使用。
全7日間の行程中ほぼ毎日雨に降られ,そして内3日間は体に当たる雨粒が痛く感じるという警報発令レベルの雨だったんだけど,そんな数日間でもシールドのクリーニングがとても楽だった。
そして,走行中にシールドを手で拭うという事を行ったのは,霧状の水滴に視界を妨げられた低速走行時のたった数回のみ。

走行風による撥水・排水効果は60km/hぐらいから得られた。
(もっともこれは風防で流速の高まった走行風がシールドに当たるという使用条件だったことを付言する。)
また,ツツツと雨粒が転がらない場合でも,ベタッと張り付き視界を惑わせる様な形状にならず丸い粒場を保っているので視界はなかなかに良好。

そして,7日間の内5日目ぐらいまでは当初の性能の低下を感じることなく効果を持続して感じた。
豪雨に見舞われると表面処理が荒れてしまい視界がとても酷くなったシリコンオイルでの処理と比して,その皮膜強度には雲泥の差を感じた。

撥水面で問題になったのは,未処理の『シールド内側面』だった。
(土砂降りレベルではどうしても内側に水滴が入り込むため。内側にもフッ素処理を施行して良いかも知れないが,防曇性への影響が少々心配ではある。)

また,夏のツーリングゆえに大量の虫アタックを受けて,その体液やら動物の血液やら(アブが当たると血が付く)が付着したけど,水とティッシュで湿布してふやかすだけで界面活性剤等の洗剤を用いずにスッキリと綺麗に掃除することができた。その事から,耐油性もなかなか高いと感じた。

あんまりベタ誉めするとフッ素革命の回し者みたいだけど,実際使ってとても良かったと感じたものだから,結論としては強力にお薦めする由。

#でも,高価だから誰かとワリカンで買って小分けにするかなぁ。

4 コメント:

kanarie さんのコメント...

雨のツーお疲れ様でした。
私も、日程中1~2日は降られそう。
撥水加工したいけど。もう時間無いですわ。

これから、壮大なレポになりそうですね。

shin さんのコメント...

>kanarieさん
 雨ツー,良いですよ~。
 上記,半分は強がりですが半分はまじです。夏以外では寒さでダメでしょうが,この季節なら濡れても何とかなりますので。
 しかし,シュラフと寝間着のズボンは決して濡らさぬように死守しました。よく眠れるならば,ある程度どうにでもなる気がします。

 レポは元々自分用の記録ですので。いつも通りの軽さで記録しておこうかなあと思案中です。

 kanarieさんもどうぞ良い旅を!

がら さんのコメント...

この試供品、実は私もしんさんの記事読んで密かに手に入れまして(笑)

で、自作箱に塗ったらすべすべ~♪
『なんか楽しいなぁ~~』
と塗り続けたらあっというまに無くなりました(笑)

しまった、シールドに塗るべきだったのかぁ・・・・orz

shin さんのコメント...

>がらさん
 お!がらさんも入手済でしたか!
 確かに目薬のような量のボトルですから,これをあの大きな箱に塗ったらすぐに無くなっちゃいますね(笑)。

 これのボトルは1本4000円程とかなり高額で悩ましい値段ですが,シールドへの使用目的なら4人ぐらいで共同購入しても量は十分に確保できるかなぁと思います。
 シールドへの使用,自分もまだ始めたばかりですが,なかなか快適です。