2008年3月24日月曜日

ブレーキ,引きずり中。

 PBMさんの記事に脊髄反射!ってワケじゃないけど,(他にネタもないし)自分のバイクの現状のメモも含めてのメモ。

 先のツーリングの前後から気になっていた車両引き回し時の重さ。やはりフロント・ブレーキの引きずりが原因のよう。具体的には右側キャリパー(対向4ポッド)の外側ピストンが戻り不良になっているようなんだけど,これがどうして戻り不良になっているのかというと,その原因がちょっとややこしい。

 現在,我がGPZには以前中古で購入したカワサキ重量車用のø300mmのブレーキ・ディスクが付いている。装着前には,振れや割れ,異常な摩耗が無いことなどは点検していたんだけど,車載状態でのパッドとのアタリ点検まではしなかった。このディスクがどんな車両に用いられ,どんなキャリパーで,そしてどんなパッドで使用されてたのかということは不明だったから,本当だったら油性マジック塗ったりして自分のパッドとのアタリを一応は確認しておくべきだったのかも知れない。(あ,パッドはベスラの純正互換品を使用中。)

 で,今さらながら観察するに,このディスクはどうやら外側面の内周部分のアタリ面が狭く形成されてしまっているため,アタリ形成されてない内周部分(摩耗していない)がパッド面の一部に軽く触れているようなのだ。その段付は,幅2mm,深さ0.2mmって感じだろうか。

 キャリパー外して揉み出しした際にパッドの一部に段付摩耗があるのは気付いてたんだけど,こんなものは多かれ少なかれ起こるものだと考えてるからあまり気に留めてなかった。しかし,段付分がパッドの一部に接している状態のため,本来ならピストンを押し戻すほどの反発・反作用を生じるところが,ピストン動作軸に対して生じる反発力が若干の角度を伴って生じるカタチになってしまっていることもあり,その反発力・反作用が本来ならピストンシールの柔軟性で自動的に戻るピストンの戻り量を越えてしまっているようなのだ。

 ウーム。
 えらく分かり難い文章になってるけど,要は,ディスクに対してパッドが平行に当たらないディスク面形状になってしまっている,ということ。んで,パッドが斜めに当たってるもんだから,ブレーキ解除時に全面がちゃんと離れないで,ディスク一部がパッドに接触したままになっちゃってる。

 これを改善するとなると,①ピストンの戻り量を増やすか,②ディスク面の修正をするか,どちらかということになると思うんだけど,①なら揉み出しや,この際いっそOHするなどのキャリパーの整備,②ならディスク研磨をしなくちゃならない。そもそも②は費用がかかるからナシで(たぶん新調した方が安い),①の方向で考えることにする。(オークションなんかで中古品に頼ってるからこういう要らない手間がかかるんだよなぁ…。)

 で,以下がこの不具合に対する今後の自分の方針。

1.今付いてるパッドがチビるまでそのまま使用。
2.暇を見つけて,揉み出しぐらいはやっておこう。
3.次期パッドは純正品を使うことにしよう。
 (やはり互換品はビミョーにサイズ違う。純正の効きも悪くない。(でも高い…))
4.新品パッドのナラシをしっかりやろう。
5.これで多分直るよ!ウン,そう信じよう。

 おー,我ながらなんといういい加減な整備方針!!
 これが好い加減であることを願おう。この程度で済まないかな~。


 あまり関係ないけど,キャリパーの取付方法ってのにも一応の作法というのがあるようでして,よろしければご参照下さい

一応,免責事項。
ブレーキまわりはいわゆる重要保安部品ですから,まぁ上記記事は話半分でヨロシクです。

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