理由は主に安全性です。
いえ、走行中に外音が遮られることによる危険ではありません。懸念は、ヘルメットの本来的の性能である、転倒時の頭部保護性能への影響です。
転んでヘルメットが功を奏した経験のある人なら分かると思いますが、転んで側頭部をぶつけた場合、頭蓋はヘルメットの適度な硬さと柔らかさの中で、慣性方向へ、ごく僅かにかつ適量を移動し、しっかり緩衝されている事を感じ取ることができます。
ヘルメットは、もともとこういう動作を予定して緩衝材で内部を満たし、それ以外の部分に"あえて"空洞等を設けているはずなので、側頭部の外耳付近にリチウムバッテリーをも内蔵する"硬い"詰め物をして適切な空洞を減少し、それによっていざという時の頭蓋の横方向への緩衝に必要となる浮動を規制してしまったら、これは、さすがにちょっとやばいのではないか…、と思うにいたったわけです。
サスに例えれば底付き状態なワケで。
可及的に頭蓋骨への直接衝撃は緩衝できるようになっている必要がある。
スピーカーがごく薄いものならば、緩衝に必要となる適度な空洞をスポイルする量は無視できる程度かもしれないが、これが耳たぶの高さ程度のごく僅かしか残存していない本製品の装着感は、直感的に怖いと感じるのです。
一言で表すとすれば、「コケたら耳が滅茶苦茶痛そう。」
ヘルメット側の減量(凹ませ加工)は、今のところ考えていません。
以上は杞憂かもしれないけど。
まぁそんなわけで、ちょっと迷っています。
取り付け直後はウキウキ気分だったんだけどなぁ。
とりあえず、試運転をしてから決めようと思っています。
あ、不使用決定をしたとしても、他のヘルメットならぜんぜん気にならずに使えるかもしれないので、本製品はたぶん捨てずに取り置いておくと思います。念のため。
欲しい人が居たらお譲りできるかもしれませんのでご相談ください。
(前記は本製品及び類似の製品に対する一般的な感想ではありません。装着したヘルメットの内装の形状等によっても異なるでしょうし、一個人の感想です。)
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11 年前
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