2018/07/28-29
夏期休暇中,ツーリングに出ることを許された時間は29時間。
行き先は結構迷ったけど,長野県北部の標高の高いエリアを目指すことに。(暑かったのでね。)
久々の平日休みを,快走で埋め尽くしたかった。
走行軌跡
(青線が7月28日,赤線が7月29日)
(参加を予定していたらしいニトロちゃんは感冒で不参加になってしまった。)
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夜のうちに適当なところまで走っておいて仮眠を取り,朝一番で気持ちよく走りだそうという企み。
ずっと行き先を考えていたんだけど,秋田は日帰りするにはちょっと遠くて勿体ないし,北陸は暑いし,福島もちょっと気分じゃないし,やっぱり今回は長野かなぁという,あまり積極的でない理由で長野県の中北部を走ろうということに決めた。
出発前に天気予報などというつまらないモノを見てしまったせいで,雨雲を如何に避けられるかといういやらしいことを考えるようになっていた。でも結局,「走り出してから考えればいいか♪」というお気楽で,あまり深く考えずに発つことにした。
19:04出発でごんす。
出発して早々に給油。
15.5km/L
シートから車載バッテリ充電用のコードがハミ出たままだったので,GSで一旦荷解きして格納。一汗かく。
K30>R134
R134を西進中,(1)箱根を越えて,浜松か天竜辺りまで西進する,(2)中央道で諏訪湖辺りへ出る,という二者択一をしていたんだけど,既に時間も時間だし,明日の走行を充実したものにしたいからという理由で,箱根越えは止めて中央道を行くことにする。
自宅で見た甲府辺りの雨雲レーダー(一部で豪雨の真っ赤っか)はあまり気にしていなかった。
K46>寒川南IC>首都圏中央連絡自動車道(外環道)
外環道でサクッと中央道へ。
中央道へのアクセスの向上は隔世の感があります。ホント,ラクチン。
首都圏中央連絡自動車道(外環道)>八王子JCT>中央自動車道
20:49
時々パラパラッと雨に打たれながらも,ドライ路面を失うことなく甲府盆地に。
遙か前方,13時の方向,つまり八ヶ岳方面に稲光を見ながら進行。
やがて,パラパラ,,,,バラ!,,バラバラ!!って感じで降り始めた。
一宮御坂IC辺りで降り始めた雨は,甲府南~甲府中央にて土砂降り。
激しくウェアを打つ雨が痛い。
装備に浸水の虞は少なかったんだけど,下着(パンツ&靴下)をこれ以上濡らすのを嫌って,「ここならば二輪Pに屋根があるだろう」という期待を込めて双葉SAに逃げ込む。
果たして,屋根は存在した!
東北を回って,本日大間崎から一気走りで帰宅中の名古屋のライダー。バイクはZZR1400だったかな。
缶コーヒーを誘ったら,三色パンをお返しに頂いた。ありがとう。
先の名古屋ライダーに撮ってもらった自分。
ガニマタにてパンツを換気中。
後ろは松本へ向かう途中に土砂降られた練馬のライダー。
雨宿りで1時間以上足止めを喰ってしまった。
雨域を過ぎると,空にはアッケラカンと光る月が。
中央自動車道>小淵沢IC>R20
いつぞやみたいに道の駅信州蔦木宿で仮眠を取るのも悪くないと思い小淵沢ICで流出。
しかしこの辺りもそれなりに降られたようで,地面がしっかり濡れている。
じゃあやっぱり諏訪湖周辺かなぁということうでダラッとR20を進行。
諏訪南IC手前のGSで給油。
17.0km/L
GSに併設のコンビニで夜食。さっきもらった三色パンを頬張る。なかなかに美味しい。
翌朝食べる物を仕入れようかと思ったけど,あまりお腹が空いていなかったので特に何も買わず。
R20>K40
諏訪湖の夜景が美しい立石公園の隅にビバーク。
カップルや若者グループが静かに夜景を愉しむ脇でガサゴソとテントを張り,0:30ごろ就寝。
----------zzzzzzzz。(割と蒸し暑かった。)
で,3:45にセットしたアラームにたたき起こされる。
車中泊の乗用車1台を除いて誰もいない公園で夜景を独り占めのひととき。
3:51
K40>K194
もうちょっと眠っていたいけど,サクッとテントをしまい込んで,出発。
早朝のビーナスラインを愉しみます。
K194>K460>K178>K464
少し霧に阻まれる時間が長かったけど,清々しく走行。
「バイクなんて自分だけだろう。」と高をくくっていたんだけど,最高標高の手前でCB400と思しき1台とすれ違った。
同じ事考えるヒトってやっぱりいるのね。
(この辺りで便意をもよおす。しかし野○○をするにはなんとなく憚られた。)
美しい景色の中,便意を抑えて走行。
トイレ行きてぇ。
武石のキャンプ場でトイレをお借りして人心地付く。
ふぅ。
K464>K62>R152>K81>東部湯の丸IC(通過)>K4>R144
K4は道が素晴らしすぎて写真無し。
R144でこのタイヤ(IRC・RX-02)の限界を朧に垣間見て,ひとり納得する。
R144>つまごいパノラマライン
キャベツが収穫期につき土の散乱多数。
香りを愉しみながら進行。
万座ハイウェイで白根山へ入ろうと思ったけど燃料切れ。
草津で給油を図ることにした。
しかしGSは未だ開店準備中。店員さんに聞けば,7:30開店だという。
現在6:46,朝風呂を頂いて朝飯で丁度良いか。
ということで千代の湯をサッと頂く。
草津の湯らしい,良いお湯でした。
偶々だと思うけど,何故か湯温が低めで,入りやすかったけど物足りなさも少々。
草津交差点まで戻って,交差点脇のセブンイレブンで朝食とする。
先客は,さっきR144で追い抜いたCBRの若者。
聞けば出身地は岐阜で,今日は休日を利用して勤務地の松本から日帰りのツーリングだという。
志賀高原方面へむかうとのことで,志賀草津道路の交通規制などについて情報交換。
草津交差点近くのGSで給油。
14.9km/L
雨中走行の後なのでチェンに油を点そうと思ったんだけど,持参したスプレーがガス欠。。。。
R292
ロープウェー山麓駅前のゲートにて,車列先頭へ失礼して,先ほどのCBR青年と少々お喋り。
どうぞお気をつけて~。
8:00 規制解除の瞬間!(大げさ)
先導付きで地獄谷の風景を愉しむ。
湯釜の外輪が見えてきた。
ちなみに噴火警戒レベルは3だから,何かあると一応危険がアブナイ状態と言えなくもない。
万座ハイウェイとの交差点で先導車が離脱。
ここからは待望のフリー走行区間!
(嘘。不自由走行=遵法走行で粛々と進行します。)
速度の高低に関わらず,前に誰もいない良道を自分のペースでリラックスして進行するのは,お金で買えない贅沢の一つと言えるでしょう。
色々な工夫をしてこの瞬間を味わうのですから,気分が悪かろう筈もなく。
好天も幸いでした。
R292>K471>K502
本日のメインディッシュはこちらです。
「奥志賀林道」
電光掲示は無表示。つまり,規制無し。
全線走っちゃいますか。
手前の国道から,この先ずっと,信号は皆無。
ここらで一服。
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・林道」です。
以前通行したときには寄り損なった,カヤノ平へ立ち寄ってみる。
カヤノ平キャンプ場。
いつか停留してみたいねぇ。
牛がいた。
再びK502に戻って。
この日は暑かったためだろうか,路上に蛇をしばしば見かけた。
(ゴメン,1匹だけ避けきれずに轢いた。)
記念と懺悔の1枚。(この個体は轢かれていません。)
まぁ,オートバイを乗り回す人間なんて,罪深きもののほか何者でもない。
時々,それほど濃くない霧に阻まれる。
気温は高くはなけど,低くもない。
少し開けたところで小休止。
路傍の道標に前後の行程距離が表示してあるのが面白い。
自車は整備上がりということも相まって,調子上々。
乗り易いことこの上なし。
気分良いね。
しばらく進行して,湯沢温泉方面に視界が開けた。
しかし湯沢温泉方面へは下りて行かず,飽くまでK502なのです。
雪害でだろうか?
谷側へ激しく傾いた青看板に,山深い林道,ひとり背筋を凍らせる。
千曲川流域に視界が開けた。
もうじきK502もお終い。
K502>K408>R117
R117を東進し,道の駅「信州さかえ」にて小休止。
冷たいものを飲みながら,地図を読んでこれからの行程を検討。
R117(戻る)
水分補給して,トイレで老廃物を排泄して出発。
R117>R403
赤いトラスブリッジで千曲川を渡り対岸へ。
(GoogleMapsで見ると,R403をそのまま北上して峠を越える辺りにも白い道が付いている。手元のツーマでは未開通となっていたんだけど,通れるのだろうか。見てくれば良かったなぁと今さら思う。)
突き当たって左折。
R403>K116
川沿いをダラッと。
R116>K95
K95で光ヶ原高原方面へ登坂。
K95>(光が原高原)>広域農道清里板倉新井線
K95では改善されたマシンのハンドリングを大いに楽しんで,相当に上機嫌に。
お目出度い性格だなぁ,自分。
峠を越えて下ってきたところにあった広域農道へ入り込んでみる。
路面状況はナカナカに芳ばしい。
看板に表示されている地名を見て「ここはどこだ?」とうろたえている自分と,迷いそうで迷わないなんとも微妙な状態を楽しんでいる自分がいる。
面白いんだけど,まぁとにかく暑い。
途中,「地滑り資料館」という施設の側を通過。
見ると,隣接して立派な慰霊堂が建っていて,「人柱供養堂」とあった。気になって立ち寄ろうかとも思ったんだけど,何せ暑くて,それに空腹で立ち寄らず。
後日これらの施設のことを調べて,やっぱり寄り道すれば良かったと少々後悔。
ちなみに地滑り資料館では「すべり止め」のお守りが買えるようだ。
お笑い芸人やライダーなら,是非とも手に入れたいお守りだナ。
広域農道清里板倉新井線>K455
一旦国道方面へ出て,今度は斑尾高原へ上がろうという目論み。
K455>R292(チョイ)>K97
平野部では2車線の県道も,山中では1車線。
しかし走りやすい道だった。
それなりに勾配がある箇所が続いたので,思いっきりアクセルを開けて楽しめた。
赤池付近
峠に大きな木が立っていたので,木陰で一息つかせてもらう。
(携帯電話に仕事の電話が入って,この気持ちよさと電話の状況とのコントラストに,ちょっと頭の切替えに手間取った。)
地図チェック。
トレッキングルートらしい。
K97>K503>R292
斑尾高原を越え,飯山市街方面へ下る。
斑尾高原の中心部を越えたところで観光バスの連隊に引っ掛かった。
あまりのスローペースに嫌気がさして,平行する国道へスイッチ。K97の下り道,楽しみたかったんだけどなぁ,残念。
国道沿いのGSで給油。
15.2km?L
GSのお兄さんと気候についてしばしお喋り。
どうやらこのお兄さんもバイクに乗る人のようだった。
R292>R117
ほんの少しの間,千曲川沿いを走って,R403にスイッチして橋を渡る。
R117>R404
千曲川を渡ってちょっとのところ,国道沿いの蕎麦屋にフラッと入る。
結構な空腹だったので,ちょっと待たされちゃったのは辛かったけど,真っ直ぐなしつらえの蕎麦で満足。
そばしげ
楽しい昼食となって良かった。
そういえば,ご主人に「おもてのバイク?ニンジャ?」なんて聞かれたりしたな。
食後の腹をさすりながら,R404を行きます。
この道は,変化に富んでいて楽しいと思う。
R404>白い道>R292
本日再びのR292。
飽きもせず志賀高原方面へ。
朝とは反対方向に走っているので,目に入る景色とその印象が大分違うのが楽しい。
広いな~。
白根山の火口付近には噴火の際の備えのコンクリート・シェルターが。
想像すると,結構怖い。
R292>(草津)
「草津運動茶屋公園」という何時来ても訳の分からない名前の道の駅で一服してたら雨が降り出してしまった。
ちょっと小降りになるのを待って出発。
R292>R145(チョイ)>R146
R146を軽井沢方面へ南下し,北軽井沢交差点でK54にスイッチ。
R146>K54
走り足りている感覚もあったので,抑えめのペース,しっかりした足取りで走りを愉しむ。
だいぶ前にK54を走ったけど,その時は雨だったし反対方向だったので,今回はしっかりと。
K54>K33
K54からK33にスイッチして榛名湖へ一気に上がる。
マシンにむち打って,タイヤを削りながら一気に登坂。
湖畔で缶コーしてクールダウン。
うむ,とてもくつろいだ気分だ。
疲労感はあまり無く,相反して満足感が満ちていく。
K33
さて,帰ります。
渋川伊香保方面へ。
途中ちょっと夕立たれたけど,下界は酷暑だから,少し降られるぐらいが涼しくて良い。
K33沿いにあるホームセンターでチェーンオイルを探すも適当な品が無く購入せず。
K33>R17(チョイ)>渋川伊香保IC>関越自動車道
上里(だったと思う)SAで本日最後の給油。
15.9km/L
関越自動車道>首都圏中央連絡自動車道(外環道)
坦々と帰路の道程をこなす。
写真は相模原愛川付近(だったと思う)
日暮れじゃ。
月も出た。
首都圏中央連絡自動車道(外環道)>海老名IC
海老名で降りて「いっぱち」でラーメンを食べて総仕上げ!
20時,帰宅でごんす。
うん,走った走った。
左フロントフォークから油が滲むほど走れたってことで,故障についてのせめてもの慰めになるか。
走行:916km
平均速度:36.71km/h
味の味噌一@平塚 味噌ラーメン(大)¥750
11 年前
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