2013/07/21(Sun.)のオハナシ。
修善寺のサイクルスポーツセンターで開催された全日本マウンテンバイク選手権大会を観戦がてら,伊豆へ。
西海岸を南下する,いつものバカの一つ覚えルートで。
コンディション良く,存分に走りを楽しめたんだけど,バイクの調子がイマイチ。
おそらく,燃料タンクのエア・ベント不良によるガス欠。
あいあい岬Pでタンクキャップを分解,清掃してみたけど,症状はイマイチ改善せず。
なんだかなぁ。
温泉につかったりして,午後1時頃までには選手権会場のサイクルスポーツセンターがある修善寺に。
僕が応援しているのは,前にもイロイロ書いたけど,永田隼也(ながたじゅんや)選手。
結果,久しぶりの表彰台となる3位。
おめでとう!!
(トップと1秒程の差。本人,沸々と悔しそう。もっと高いところ乗りたかったんだろうけど。これがレースだね。)
えっと,ダウンヒルという自転車競技自体についての意見や,その観戦者としての本大会に対する要望や思うところなどもイロイロと僕なりにあったりはするので,関係者の誰かの目に触れて,少しでも今後の競技の発展に寄与できるかも知れないので記しておこう。
(僕はリジットバイクしか無かった時代にトレイルでライドしていたロートルです。こういう薄学な無責任男の一意見ですので,的はずれな意見があったら,生温く指摘してくれれば幸いです。)
- まず用語。「J1DHL」とか,専門的な略語で観衆向けに案内出しちゃダメ!ちゃんと誰にでも分かり易い用語で統一すべき。若しくは,しつこいぐらい用語解説案内をするべき。
- 大会統括をしている諸機関(日本マウンテンバイク協会等)のウェブサイトは,一般観衆にとってのポータルサイトであるべき。少なくとも,統括スケジュール(もちろん年間ね!)と,詳細情報へのリンクを掲載すべき。(有ったのかも知れないけど,僕は見つけられなかった。)
- 選手権や地方大会の全体構造が全く分かり難い。僕は未だにちゃんと理解できないで居る。これが分かり難いと,ナショナルチャンプがどれほどの人物なのかが一般観衆から測り知れず,その能力を評価する材料があまりに少なくて,観衆への競技性アピールは無いに等しいものとなってしまう。かなりもったいない。
- 実際に観戦してみて,レース観戦者へのホスピタリティーは,まず情報提供なのだと強く感じた。人員確保とか,運営上の制限・課題・問題はイロイロあるんだろうけど,この競技の右も左も分からない観戦者への配慮が欲しい。家族連れとかさ~。別に白黒A4テキストのコピーでも場内放送でもなんでも良い。とにかく現場で有益な情報がもっと欲しい。
- ダウンヒルという競技自体については,単純明快なタイムトライアル形式なのでルールが分かり易い反面,実際にコース(またはそれに類する状況の山道)を自転車で下ったことのない者にはその迫力,凄さが伝わりにくい部分があると思う。
コース全体が見渡せないので,どういう部分で勝敗が分かれるのかという事が非常に分かり難い。なかなか難しい部分だと思うけど,セクション・タイムを計測して発表したり,特定の選手(例えば,予選で区間最高速度を記録した選手)に腕章や色違いゼッケンなどのマークをつけるなどして,観客に見どころを提供できるように工夫されると良いと思う。
今回,僕は比較的大きなドロップ・オフのセクションで観戦をしたけど,相当注意深く見守っていなければ,ただただ必死の形相の選手達がポーンと段差を降りていくのを眺めるだけになってしまって,勝負を見守る,という面白さにあまりに欠けていた。 - これは書くか悩むけど,,,,,やっぱりはっきり言っておこう。
思ったより遅かったのだ,スピードの印象が。
僕は,ダウンヒル選手はもっと速く走ると思ってた。もちろん,「じゃ,お前走ってみろ」といわれても到底あんなスピードでは走れないことぐらい百も承知だけど,若干のMTB経験者としてね,他競技を観戦して感じられる一流選手達の圧倒的パフォーマンスの違いが感じられなかった。
初めて水泳競技を観戦したときの驚愕,初めてミニバイクレースを観戦したときの強烈な印象,初めて駅伝選手が駆け抜けるのを間近に見たときの桁外れ感,助っ人外国人の規格外のホームラン。
こういった感動が,全然無かったわけではないんだけど,残念ながらとても少なかった。
(まぁ,僕の観戦ポイントが悪かったのかも知れないけどね。漕ぎのセクションの後で速度乗ってないし。それでもやっぱり,思ったより遅いなって思ったのが事実。急遽,安全確保の為にコースをシケイン的なレイアウトに変更しちゃった場所だったらしいし。) - ↑こんな印象を持たれないように,お勧めの観戦ポイントなんかも会場で案内してくれると良いんだろうナァ。
やっぱり,ライブの迫力が人々の足を会場に向かわせる最大の魅力だと思うのだ。 - ちょっと意外だったんだけど,選手人口があまり多くない所為か,選手同士の仲がとても良さそうだった。もうちょっと殺伐としてるのかなー,なんて思ってたんだけど,予選落ち(と思われる)選手がエリート(最高峰クラスね)の選手をファーストネームで呼び捨てにしてコース脇で声援送ってたり。お互いを応援し合ったりする競技者同士の関係が良好なのは無条件に素晴らしいことだと思うけど,案外選手間の緊張感低いなと感じたのは事実。
とても命がけで走るスポーツの雰囲気じゃなかった。(少なくとも僕の見た範囲の人達は,ね。)
この辺は,観戦経験のほとんど無い門外漢の想像だから,あまり断定するとアレなんだけど,僕が見ていなかっただけで,お祭り的楽しさの水面下では各選手けっこうピリピリ/バチバチしてたもんなんだろうか。
そのへんのレースの緊張感や雰囲気がもっと感じられると,より楽しめたのにナアと思います。
ま,いい加減なことを書くのはこのぐらいにしておこう…。
さて,この日1位の井出川選手は,ナショナル(シリーズ)チャンピオンに7年ぶり(?)の返り咲き。
すごいことだなぁ。これは素直に感動的でした。
この人,自分のようなほぼ素人にもナニガシか伝わってくるものがあった。不思議だね。
33歳だって。偉い!
かっこいいよなぁ。
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